ウヰスキーのある風景

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シロクマは実在しない

2017-06-13 | 雑記
家の近所に、秋田犬を飼っているところがある。

実は二代目で、初代は亡くなった。去年の桜の季節に生まれたので、サクラちゃんと名付けられ、そして、その家で飼われているのである。

秋田犬はなんというか、仏頂面というか、ムスッとしているとでもいうのか、少々険しい顔つきをしている。

聞いた話では、狼の血が他の犬より濃いのだとか。たしかに、がっしりしている。

そんなサクラちゃんだが、何度か散歩中の飼い主共々出会って、撫で回している。

この間は、その飼い主と他の知り合いが話していて、撫でながらその犬に纏わる話をしたりしなかったりで、撫で回していた。

家の前を通りかかると、たまに門扉の裏にいて、気付くと吠えてくる。警戒されているのかと思うのだが、手を出すと、別に噛まない。

触れるまでワンワンいうのだが、触れるとムニャムニャと黙る。そして、手を放すと、飛び上がって吠え始める。また触るとムニャムニャ。

こういった遣り取りをしているものである。

その、飼い主と他の知り合いの人が立ち話しているところで撫で回しているときのことだったのだが、かがんで撫でているこちらの横手に回りこんで、首を上に逸らすように身体をこすりつけてきたものである。

どうやら甘えているのだろうと思ったら、今度は地面に横になった。腹を出したわけではないが、何故か寝転がったものである。

そういうわけで、門で吠えているのは、撫でろと催促しているのだといえよう。満足するまで撫でないと、ムニャムニャループに陥って困るのだが。

そんな秋田犬だが、サクラちゃんの体毛は白と、一部茶色である。

撫でているときに気づいたのだが、肌に近い部分は、黒い。初代はもともと黒かったから気付かなかったが、もしかしたら、寒い地方で育った特長なのだと思われる。

それで思い出したことがあった。

シロクマという動物が存在する。

彼らの体毛は白いが、秋田犬のサクラちゃんと同様、肌に近い部分は黒い毛で覆われているのだとか。

五分刈りにしたら、真っ黒になるのだろう。サクラちゃんもシロクマも。


シロクマというと、温暖化の旗印になっている。

昔あった、小さな氷の上で二頭のシロクマが乗っかって、カメラの方を見ている写真というのがある。

ちなみに、この写真を撮った人物は、「面白い構図だと思っただけ」と証言している。別に温暖化の証明のためにやったわけでもないし、あんな風景が北極中に広まっているわけではなかったとのこと。

ともかく。シロクマさんの生息地が侵されている!人間の生活のせいだ!悔い改めよ!というのが、昨今の流れである。

先日触れた、キネシオロジー・テストというものによると、こういう結論だという。

「温暖化はしているが、二酸化炭素によるものではなく、太陽活動の影響である」とのこと。

ちなみに、キネシオロジー・テストは未来予測は出来ない。裏を返せば、太陽活動が弱まれば寒冷化すると言っているのに等しい。

太陽の影響という結論は、デーヴィッド・アイクも同様のことを示している。アイクの場合は、地球温暖化の原因は二酸化炭素、と言っている方々がそもそも詐欺師だという話を前提にしていることと、それを示す証拠を挙げた上での論である。

さて。ここで我々は、自身の思い込みについて、考えを広げなくてはならない。

アイクの著作でもデータを列挙して書かれていたが、近年より、例えば1945年なんかは、地球の平均気温は今より高かった。

これ以上になると解けて危ないと示している温度より高かったと、書いてあったはず。

二酸化炭素が原因なら、半世紀前より今のほうが充満しているわけで、今のほうがもっと高くなっているはずで、だとすれば、シロクマは水泳選手になっていることだろう。

だが、そうはなっていない。ちなみに、シロクマは自然の水泳選手。むしろトライアスロンというべきか。平然と長い距離を泳いで渡りつくという生活を、元々しているそうだ。

つまり。地球は熱くなったり寒くなったりを、繰り返しているだけだったのである。

ここ何年か暑いから、「温暖化している!!」というのなら、「その通りですね」というだけである。

寒かったころよりは温度が上がっていることを、「温暖化」とものものしく言っているに過ぎないのだから。

それだけの意味しかない言葉に、我々は「地球と人類の生活の危機」という意味を込めており、振り回されているのである。

昨今は「気候変動」という言葉に取って代わられているらしい。半世紀前と現在の気温の変動は凄まじいので(半世紀前のほうが氷が解けているはずなのに)、現在までにどこかの島国はすでに水没し、シロクマはトライアスロンから水泳に転向しててもおかしくなかったのに、何もない。

「気候変動」と言い出す前から、気候は変動するのが当たり前で、これも、上記のような危機意識を煽る意味合いを込めて流布されているに過ぎないのだといえる。

アイクは、かつて「爬虫類人がどうこう」と語りだした当初は、キチガイ扱いを受け、一時期はテレビでタレントが「アイク」だかフルネームをいうだけで笑いがとれるほどだったという。

「アイク」という名に、キチガイで笑いのめす対象であるという意味は存在しない。世界のデーヴィッドさんに謝らなければなるまいが、そうなっていた。
デーヴィッドと言えば、ロックフェラーの重鎮が過日、亡くなられたという。人によっては大喜びしているそうだ。

世界を牛耳っているという存在の一人だったとのことで、祝福している人もいるそうなのだが、先日書いたように、牛耳られた(といわれている)世界があるからこそ、あなたは生まれ、生活し、陰謀とやらに気付いて(と思い)、その上、人の死に欣喜雀躍できるのだと。

別に、哀悼の意を示しましょう、というわけでもないので、勘違いしないように。

寧ろ、世界を牛耳ってきたということを前提で言うなら「世界を牛耳る仕事を今までよくやってくれました。お疲れ様でした」とでも述べる。


アメリカの政策だそうだが、ケネディ暗殺の時に出来たやり口に、「陰謀論」がある。これは以前も書いた。

目撃者多数なので、隠しきれてなかったりするのだが、公式見解では遠くから撃たれて死んだと発表している。

それに異を唱えるのは「陰謀論だ」として、つまり、「アイク」と口にしたら笑いを取れるのと同じ状態に情報操作していったというのである。

実際に陰謀としか言えないものを指摘したら、そっちこそ陰謀だとやり返すというわけである。

陰謀論という言葉自体が、甚だ虚しいものであることがわかるだろう。無意味だといっているのではない。


それはつまり、陰謀論という言葉に、「人類解放への道標」とでもいうべき、上記の温暖化の件で述べたこととは逆の煽り文句を込めているのである。
これも、アイクがいう詐欺師が温暖化を押し広めているというのと同じで、詐欺師が危機意識を煽っているのである。
危機意識の煽動という点だけでも、どちらも詐欺師には違いない。
それに、人が死んだことをやたら喜ぶような具合なら、なおさらである。


我々は思い込みで、黒いものを白いのだと思っているのである。

シロクマの本来は白くないのである。そもそも、ホッキョクグマなのだから。


では、よき終末を。


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