ウヰスキーのある風景

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新たな装い

2011-09-24 | 雑記
昨日の夜勤はちと忙しかったりあまり寝られなかったりだったもんだが、電車の中でこけそうなほど寝て駅に着いた。

さあ、以前下駄を買った古着屋に向かおう、というわけでてくてく歩いていったのだが、他に行く予定がある。


この前、普段は行く用がない道を曲がって歩いていってたら(川沿いを目指していた)ガードレールにのぼりが刺してあった。

「焼きたてパン」とある。どこにそんなお店が?と近づいていくと、自宅の一部を改装してお店にしたパン屋があった。


ちょいと暗い感じの女性が一人でカウンターにいた。パンを見て回るとなんと値札に「天然酵母」とか書いていたりする。

その時はアンパンとシナモンロールを買って、歩いてきた延長線にある橋の下で食べていた。カウンターのくるみパンが気になるなぁと思いつつ。


そんでもってその足で近所のインド料理屋にいってカレー食べてたのはナイショである。


というわけで、古着屋に行く前にそのパン屋に行ってきた。くるみパンが気になるなぁと行ってみたら置いてなかったけど。


フランスパンとまたシナモンロールを買ってみた。そして、その橋の下でかぶりつく。


フランスパンを一口かじると、焼いた鏡餅のような匂いがした。皮もかなり硬い。しかし、中はしっとりやわらかい。

かじった断面を見ていくと、気泡が閉じ込められている部分があった。これがいいのか悪いのか思い出せないが、潰してもゆっくり戻っていくほど弾力というか柔軟な作りがされているようだ。


そしてシナモンロール。なんでか形が悪いということで百円でもらった。上に砂糖、おそらくグラニュー糖だろうか、まぶされている。まあ、コレくらいならいいか。デザート代わりである。



さて、古着屋について中に入ると、以前に下駄を買ったときの女性が着物姿で迎えてくれた。「待ってましたよ」といわれる。「いやぁ、待ってるといわれると行かざるを得なくて」といいつつ、着物を見せてもらった。


見える所においてある着物以外も引っ張り出してもらい、色々試着してみたところ、まるで誂えたかのようなサイズのものがゴロゴロしている。

夏用の袴なんてのもあったが、今回は見送った。次にあればいいのだがまあ、その時はその時で。


これからの季節に向いた、長着(例えるなら浴衣と同じ長さの着物のこった)と羽織、袴を買うことにした。長着と羽織はセットのものだった上、これがまさに誂えた様な長さ。袴もきっちりくらいの長さである。


というわけで、デニムの長着と袴を早速合わせて「和」に繰り出して撮影してもらった。




例の如く見たい人だけクリックして拡大していただこう。半ば出来上がっているので顔が赤い。ついでに、なんだか握った手が変であるが、酒の上での話である。忘れてくれたまえ。


裸足に下駄という出で立ちで外を歩くと、かなり涼しい。秋も深まってきたようだ。白足袋はどこにやったかわからなくなったので、いい加減足袋を買わなくてはならないな。部屋を整理して、今回買わなかった夏物も買うべきであろう。もう洋装はやりたくないでござる。


羽織袴の姿はまたいずれ公開する予定だが、十月の連休で大学の文化祭がある。着付けの恩師にその姿で会いに行く予定だ。まあ、七十点とか言われそうだが。

その時に汚いケータイのカメラで誰か後輩でもとっ捕まえて写真を撮ってもらうつもりである。それまでにはちと長くなった髪の毛もなんとかするか、このまま長いのを綺麗に仕立てて撮ってもらおう。


しかし、この格好で飲んでたら客の何人かが興味を示してきて、「武道でもやってたんですか?」と来る。

昔は剣道やってましたよー、あと茶道もちょっとやってましたと答えた。居酒屋にこんな格好で来るやつぁいないわな。


しかし前の時の写真、見てないと思っていた人が見ていたのでちと不意を食らった。それよりもこんな格好のほうが不意かしらんが。先ほどは飲みすぎたせいで失礼した。


わしの着物生活はまだ始まったばかりだ!というわけで次はマントを仕立ててもらうので、次の肖像写真はそれか大学の祭りで羽織袴となるであろう。では、また。