魅惑の罠
2011-09-02 | 雑記
夜勤の帰り、どうしてもカレーを食べたいなぁと感じ、駅近くのカレー屋へ。
ここしばらく、足しげく通っているのだが、以前二回は辛口にしてかなりやられたので、ようやく学習して普通の辛さにしておいた。
それでも、辛いものが苦手、という人には大変かもしれない。インドのカレーはホントに辛いようだ。
そこのメニューには、いつも家で焼いているチャパティの仲間というか呼び名違いで、ロティというのがある。ランチセットで値段変わらず頼むことも出来る。しかし、驚いたのがカレーもサラダも載っている金属製の皿を覆い隠すほどの大きさ。まあ、二回目なので驚きはしなかったが。
通常メニューの説明を見ると、「フライパンで焼いたのはチャパティといいます」とある。ただ、フライパンで焼くにはオーバーサイズだろうな、コレ。
小さいカレーが三種類頼めるランチにした。前回は辛すぎて辛かった(つらすぎてからかった、ではない)原因は、その中で頼んだチャナ豆のカレーのせいだろう。
自宅近所のカレー屋でも、チャナマサラを激辛で食べたら、恐らく食べきれないほどの辛さだった。辛さが強い場合、調節してくれるので、その時は頼んだほどだった。
他二つは比較的辛くなかった。ただ、単体ではやっぱり意外と辛いと思えるほどだろう。スパイスが効いてるな、というレベルではあるので問題はないが、やはり、なんとかマサラと名前のつくカレーはちょっと注意したい。
ちょっと足りなかったので、もう一枚頼もうと思ったのだが、(食べ放題ではない)通常で頼むのにプラス五十円で変わったものがあるようだ。
カスタロティという名前で、生地に「アジョワンシード」を混ぜ込んでいるという。
アジョワンはインドで使用されているスパイスの一つだが、日本にはあまりない。スパイスの効能を書いたページで読んだのだが、「生産のほとんどを国内消費向けにあてているので、国外にはあまり出回らない」のだとか。
表面に粒々が見える。香りについては皿に載った状態では分からないが、食べてみると、ロティの香り以外の香りもする。
恐らくだが、カレーの中にも(頼んだカレーのどれかは不明。というか全部か?)入っていると思われる。ごっちゃになってしまったとも言う。
アジョワンの効能はこういうものだそうな。以下コピペ。
強力な殺菌・防腐作用があります。また,腸内ガスの発生を抑える効果があり,デンプン質の料理に用いられるのも,この理由からです。このほか,インドでは二日酔いの薬としても用いられます。プロジェクトSpiceより
というわけで、普段の仙人などと呼ばれる(by「和」の兄さん)状態からしたらたらふく食べたわけだが、胃は重くない。辛さも抑えたので、胃腸が驚いて苦しむ事もない。だいたい、辛いものを大量の水で胃に流し込むと胸やけになる。
カレル・チャペックがジャワ料理に招待されたとき、知人の「料理と米飯を交互に食べる事。水は飲むな」という忠告を無視して水を大量に飲んだせいで、その晩はひどい胸やけに襲われた、なんていうエピソードがあったりする。
辛いものを食べるときは、よっぽど辛いなら途中で残したほうがよいのかもしれないが、残すくらいなら辛くないように、もしくはパンやらご飯が大量に入るように腹を空かせておくのがよいだろう。ってなんのこっちゃ。
カレー食べて満足してしまって、スパイスのお店を見てくるのをすっかり忘れて道を歩いていたら、以前から入ってみようと思っていた陶器屋が営業していた。
前にも通りかかった時、表に、寝ている猫の形をした陶器の置物があるのを見た。転寝用の枕だそうな。今回は店の中も見るつもりだったので、近づいて見ると、猫じゃないものも置いてある。気にしつつ店内を一巡して、何が置いてあるのかを見て回る。
漆塗りの箸もあるようだ。丁度欲しいと思っていたので、とりあえず目星を付けて、入り口に戻る。
猫には値札がついているのだが、例の奴にはついていない。店のおばさんに尋ねてみたら、向こうも値段がよく分からないという。
しかも、猫のとは作りが少々違う。裏返しにしてみると、猫のは中の空洞が丸見えの形になっているが、そいつは裏まで閉じられている。両端に穴を開けてあるのは、完全に閉じるとよろしくないからだろうと思われる。
と、いうわけで、猫のと同じ値段で買えることになった。作りがしっかりしているので、猫のより安くはないはずなのだが、実質値引き状態というわけだ。
それがコレ。
うーん、可愛い。ええとしこいたおっさんが可愛いというのもあれかしらんが、可愛いので仕方ない。
まだ暑いので、転寝には丁度よい。先ほど数時間くらい寝ていたが、目が覚めてきてゴロゴロするまで、ほぼ頭を乗っけていられたようだ。転寝しなくなったら飾りにもいい。
見た目も色々な湯飲みやら急須やらコップもあり、ご飯用の土鍋も置いてあった。交換するときはここで買うことにしようかと思う。
というのも、安物の陶器は釉薬に、意外な有害金属が含まれていることがある。これが体に悪いのはもちろんのこと、料理や茶の味まで変わるという。スーパーで売っているようなものはほぼアウトだろうし、実際はここのも判らない。
が、このアザラシが気に入ったので、とりあえず湯飲みと急須を交換してみるのはいい手かもしれない。それで味が違うと判れば恐らく本物だろう。急須も蓋がちょっと欠けた状態なのはよろしくなかろう。
さて、話は変わって、写真は撮っておいたが、掲載を忘れていたものと追加したものを少し。
アチャールという、インド方面の漬物を作ってみた。
こーんな感じになった。
こいつはもともとたまねぎだった。しかし、塩の分量を間違えたのであろう、しょっぱかった。ご飯やチャパティと共に口に放り込んだ。
塩の加減をもう少し減らして(大匙一を一.五くらいいれてた気がする)、なくてもとりあえず出来るというスパイスをいくつか足せば、もっとおいしく出来るであろう。
横浜のインド料理屋の店主のブログでいうには、冷蔵庫で一年は保存が利くという。たまねぎのはどうなのかわからんが、すぐにはなんともならないだろう。
ちなみに、お店のページには「常温で一、二年保存が可能」などとある。どっちが本当なのかはわからない。
失敗を教訓に、もう一つ作っておいた。
こいつは後一日から二日近く置けばいいくらいだろうか。近所の自然食品店で売られていたニンジンを使ってみた。スーパーのニンジンよりも香り高い。アチャールも楽しみだが、カレーや味噌汁に入れた時も楽しみである。
前からだといえばそうなのだが、食べ物の話をしてばかりである。仙人になるのはいつのことであろうか。では、また。
ここしばらく、足しげく通っているのだが、以前二回は辛口にしてかなりやられたので、ようやく学習して普通の辛さにしておいた。
それでも、辛いものが苦手、という人には大変かもしれない。インドのカレーはホントに辛いようだ。
そこのメニューには、いつも家で焼いているチャパティの仲間というか呼び名違いで、ロティというのがある。ランチセットで値段変わらず頼むことも出来る。しかし、驚いたのがカレーもサラダも載っている金属製の皿を覆い隠すほどの大きさ。まあ、二回目なので驚きはしなかったが。
通常メニューの説明を見ると、「フライパンで焼いたのはチャパティといいます」とある。ただ、フライパンで焼くにはオーバーサイズだろうな、コレ。
小さいカレーが三種類頼めるランチにした。前回は辛すぎて辛かった(つらすぎてからかった、ではない)原因は、その中で頼んだチャナ豆のカレーのせいだろう。
自宅近所のカレー屋でも、チャナマサラを激辛で食べたら、恐らく食べきれないほどの辛さだった。辛さが強い場合、調節してくれるので、その時は頼んだほどだった。
他二つは比較的辛くなかった。ただ、単体ではやっぱり意外と辛いと思えるほどだろう。スパイスが効いてるな、というレベルではあるので問題はないが、やはり、なんとかマサラと名前のつくカレーはちょっと注意したい。
ちょっと足りなかったので、もう一枚頼もうと思ったのだが、(食べ放題ではない)通常で頼むのにプラス五十円で変わったものがあるようだ。
カスタロティという名前で、生地に「アジョワンシード」を混ぜ込んでいるという。
アジョワンはインドで使用されているスパイスの一つだが、日本にはあまりない。スパイスの効能を書いたページで読んだのだが、「生産のほとんどを国内消費向けにあてているので、国外にはあまり出回らない」のだとか。
表面に粒々が見える。香りについては皿に載った状態では分からないが、食べてみると、ロティの香り以外の香りもする。
恐らくだが、カレーの中にも(頼んだカレーのどれかは不明。というか全部か?)入っていると思われる。ごっちゃになってしまったとも言う。
アジョワンの効能はこういうものだそうな。以下コピペ。
強力な殺菌・防腐作用があります。また,腸内ガスの発生を抑える効果があり,デンプン質の料理に用いられるのも,この理由からです。このほか,インドでは二日酔いの薬としても用いられます。プロジェクトSpiceより
というわけで、普段の仙人などと呼ばれる(by「和」の兄さん)状態からしたらたらふく食べたわけだが、胃は重くない。辛さも抑えたので、胃腸が驚いて苦しむ事もない。だいたい、辛いものを大量の水で胃に流し込むと胸やけになる。
カレル・チャペックがジャワ料理に招待されたとき、知人の「料理と米飯を交互に食べる事。水は飲むな」という忠告を無視して水を大量に飲んだせいで、その晩はひどい胸やけに襲われた、なんていうエピソードがあったりする。
辛いものを食べるときは、よっぽど辛いなら途中で残したほうがよいのかもしれないが、残すくらいなら辛くないように、もしくはパンやらご飯が大量に入るように腹を空かせておくのがよいだろう。ってなんのこっちゃ。
カレー食べて満足してしまって、スパイスのお店を見てくるのをすっかり忘れて道を歩いていたら、以前から入ってみようと思っていた陶器屋が営業していた。
前にも通りかかった時、表に、寝ている猫の形をした陶器の置物があるのを見た。転寝用の枕だそうな。今回は店の中も見るつもりだったので、近づいて見ると、猫じゃないものも置いてある。気にしつつ店内を一巡して、何が置いてあるのかを見て回る。
漆塗りの箸もあるようだ。丁度欲しいと思っていたので、とりあえず目星を付けて、入り口に戻る。
猫には値札がついているのだが、例の奴にはついていない。店のおばさんに尋ねてみたら、向こうも値段がよく分からないという。
しかも、猫のとは作りが少々違う。裏返しにしてみると、猫のは中の空洞が丸見えの形になっているが、そいつは裏まで閉じられている。両端に穴を開けてあるのは、完全に閉じるとよろしくないからだろうと思われる。
と、いうわけで、猫のと同じ値段で買えることになった。作りがしっかりしているので、猫のより安くはないはずなのだが、実質値引き状態というわけだ。
それがコレ。
うーん、可愛い。ええとしこいたおっさんが可愛いというのもあれかしらんが、可愛いので仕方ない。
まだ暑いので、転寝には丁度よい。先ほど数時間くらい寝ていたが、目が覚めてきてゴロゴロするまで、ほぼ頭を乗っけていられたようだ。転寝しなくなったら飾りにもいい。
見た目も色々な湯飲みやら急須やらコップもあり、ご飯用の土鍋も置いてあった。交換するときはここで買うことにしようかと思う。
というのも、安物の陶器は釉薬に、意外な有害金属が含まれていることがある。これが体に悪いのはもちろんのこと、料理や茶の味まで変わるという。スーパーで売っているようなものはほぼアウトだろうし、実際はここのも判らない。
が、このアザラシが気に入ったので、とりあえず湯飲みと急須を交換してみるのはいい手かもしれない。それで味が違うと判れば恐らく本物だろう。急須も蓋がちょっと欠けた状態なのはよろしくなかろう。
さて、話は変わって、写真は撮っておいたが、掲載を忘れていたものと追加したものを少し。
アチャールという、インド方面の漬物を作ってみた。
こーんな感じになった。
こいつはもともとたまねぎだった。しかし、塩の分量を間違えたのであろう、しょっぱかった。ご飯やチャパティと共に口に放り込んだ。
塩の加減をもう少し減らして(大匙一を一.五くらいいれてた気がする)、なくてもとりあえず出来るというスパイスをいくつか足せば、もっとおいしく出来るであろう。
横浜のインド料理屋の店主のブログでいうには、冷蔵庫で一年は保存が利くという。たまねぎのはどうなのかわからんが、すぐにはなんともならないだろう。
ちなみに、お店のページには「常温で一、二年保存が可能」などとある。どっちが本当なのかはわからない。
失敗を教訓に、もう一つ作っておいた。
こいつは後一日から二日近く置けばいいくらいだろうか。近所の自然食品店で売られていたニンジンを使ってみた。スーパーのニンジンよりも香り高い。アチャールも楽しみだが、カレーや味噌汁に入れた時も楽しみである。
前からだといえばそうなのだが、食べ物の話をしてばかりである。仙人になるのはいつのことであろうか。では、また。