ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

飲み納め

2010-12-28 | 雑記
昼すぎに起きて顔を洗う。戻ると電話が鳴っていた。狭い部屋で気づかない理由は実に簡単で、マナーモードになっているから。

シフトがかち合い、大晦日まで暇になっていたのだが、急遽明日、昼出夜中上がりの仕事が入った。せっかくだから、ちょっとやっておきたいことをやろうと思い立つ。

以前、近所にPCや家電までも引き取るお店があり、そこへモニターを持ち込んだ、という話をした。お店の詳細はこちら


モニター売却時に確認したのだが、パーツの持ち込みもできるそうで、ならばとあまりまくっているCPUやらグラフィックボードを持っていくことにした。ついでに、古い電源ももって行ったが、こちらは故障していたようで、廃棄のための無料引き取りになった。

どれもこれも、買った当時は数万円ほどしたのだが、さすがに時の流れもあり、さらにPC業界の新陳代謝が激しいため、電源を除いた五点で一万円になった。もっと下を予測していたが、少し下に見すぎたようだった。


これで部屋がすっきり、とはいかないが、気がかりだった処分方法に悩む必要がなくなった。この先、新パーツに入れ替えることがあるなら、更新期間を短くしてさっさと売り飛ばすのがよいようだ、とは以前聞いた話だった。


HDDとSSDの購入でこれまた金がぶっとんでいたので、一万円でもありがたいことはありがたい。これを元に新しいパーツなんかを・・・とはいかない。

まだ食事をしていなかったのと、そろそろ「和」も年末休業に入るだろうとのことで、飲み納めをしようと思い立ち、その足で向かう。


よく裏メニューを提案したり試作を食べさせてくれたりする兄さんが、外で子供と遊んでいた。声をかけるのと同時くらいにこちらに気づき、遊びは一時中断。そういえばあの子供、前に見たことがあった。


出掛けにヨーグルトを飲んだので、あまり腹は減っていないかと踏んでいたが、いつもどおり生ビールと島ラッキョウを注文した。客も少ないのでスクガラスもサービスしてもらえた。久しぶりにちょっと多めに飲もうかと考え始める。


クリスマスの話になり、前回の記事に書いたこと(PCが壊れたほうではなく)を話したり、この店でもケーキを作って出したりするという話を聞いた。しかし、クリスマスはケーキをもらってくることが多いわけで、というかもう皆勤賞になっている。そのうち食べに行ってみようかと思うが来年は忘れていそうだ。

その兄さんが作ったケーキを、友人にメールで見せたそうだが、相手もケーキを作ったらしく、その写真も見せてもらったが、見事なまでに本格的なケーキ。パティシエでも目指すのか!?と突っ込んでいた。
兄さんが作ったケーキをバーに持っていったそうだが、豆腐と評判だったそうな。確かに、生チーズケーキなんかは断面だけ見ると木綿豆腐といい勝負になりそうだ。

ついでに、沖縄のチーズケーキなるものがあるそうだ。よく取り寄せて食べているのだとか。ベイクドなのにとてもしっとりした味わいで、こちらでは見かけないという。
じゃあ今度レシピを調べて一つ作ってくださいよ、言ってみたが、中身がわからんそうで、約束はしてくれなかった。


スクガラスと島ラッキョウとビールが尽きるので、何か頼もうかと思ったが、あんまり思いつかない。メニューとにらめっこするのがまるでサインのようで、すかさず聞いてきた。「モツ煮はどうですか?」

先週だったかその前だったか、冬季限定メニューにモツ煮とモツ煮ソバが書かれたカードがなくなっていた。その以前話してたとおり、改良中になったのかと思っていたが、遂に完成したらしい。


野菜が多くのった、辛すぎずモツの味がちゃんとわかる、酒にあう形にまとまっていた。以前はキムチが乗っていて、悪くはないのだがモツの味を殺してしまうのが難点だった。

スープの味は以前もらった鍋焼きうどん風そばの味に似ていたが、あぶら味噌は使ってないので、似てるかもしれないが違う味になっているという。
一口食べて汁をすすってみた感想は、スープの味わいが鍋のようだった。なんだか既視感があるが、兄さんも似たような感想だったようだ。


なかなかあっさりしている割りに、酒も進む。ご飯とも合いそうな気がする。島唐辛子を泡盛に漬け込んだ「ぐーす」を加えると控えめだった辛味に、酸味が加わって、お代わりをしても平らげられそうな勢いになる。


ビール二杯でやはり腹は膨れ気味になる。モツはおかずのような立場にあるが、汁物でもあるので、余計に膨らんだようだ。


セットではきついと思ったので、以前もらったしめに向けて作った「ゴーヤスープ」を頼んでみた。

気になったので材料をちと訊ねてみた。メインはもちろんソバにも使われている鶏がらスープ。カツヲ出汁と半々くらいでやるといいらしい。スパムから味が出ているのだが、ベーコンなどでも代用可能だそうな。
薄切りゴーヤは最後一煮立ちさせるときに入れるのだが、これは下処理をしている。塩で揉んで熱湯をくぐらせ、水にさらす、と言っていた。ごま油も入っていたが、スパムを炒めたときなのか最後に加えたのかは聞くのを忘れた。


しかし、時間がたつとやはり腹が減ってきたので、自宅でしめを執り行うことにする。というわけで、お茶漬け開始。

カツヲの刺身に醤油をつけて、ご飯に乗せる。あとはわさびと好みの薬味を添えて、お茶をかける。ネットでお茶漬けのレシピを調べると、けっこう出てくるものだ。刺身を使うものは、刺身をそのまま食べるよりうまいかも?と、作者が一言添えていたりする。料理というには簡単すぎるが、シンプル・イズ・ベストとはいう。問題は、お茶漬けを食べ過ぎて、おやつに買ったおはぎが食べられるのかどうか。では、また。

赤くて甘い

2010-12-28 | 雑記
先日、「腹が減ったからお茶漬けを食べる」と言っていたら「リゾットなんて作ってみたらどうかな」と勧められた。

米とコンソメスープやら鶏がらスープ、にんにくにオリーブオイル、味付けの塩コショウと仕上げに粉チーズがあれば簡単にできるのでよいとのこと。
粉チーズはないはコンソメは残り少ないやらで、しかも目の前のスーパーは閉店している時間。というわけで、近くのコンビニ行って、粉チーズおよびコンソメスープの素、あとはおやつ。

作り方は実に簡単だそうな。めんどくさそうと以前、調べたくせにやらなかったのだが、やってみたらその通りで、「ご飯を炊くより早くできる」はあながち、間違いではないといえた。
分量で変わってくるかもしれないが、三十分程度あれば確実にできていると思われる。

それから一週間くらい、なんどか作ってみた。シメジを入れて作ったら、「のだめカンタービレ」を思い出したが、あれはキノコとチーズだったのでちょっと違う気がしたが、キノコというよりリゾットつながりの連想だった。


ウインナーを炒めるかスープに入れて香りやらうまみを移すのもいい、という話を後で思い出したので、今度作ろうとウインナーを買う。ついでに、常備するトマト缶も買っておいた。


ちょっと調べてみたら、「トマトリゾット」というのもあるようだ。ご飯にトマトってどうなんだ、と昔は感じたものだが、トマトを煮込んだものの味が大体わかっているので、あわせて問題ないだろうと思い、作り方も分量も調べずにとっさに作り始めていたウインナー入りのリゾットにホールトマトの缶の中身をひっくり返していた。


水分が多い上にさらにかさが減るかどうかわかりにくい存在(トマト)が加わる。まあ、トマトは煮ていけば丁度よくなる・・・といいなくらいであんまり期待していなかった。


リゾットもスパゲッティ同様、アルデンテを目指すとよいそうな。そして出来上がったのがこれ。




ウインナーは埋もれているのでまったく見えない。粉チーズをかけると甘い香りが広がる。食べても甘い。

トマトソースのスパゲッティには飽きたようなところがあったので、これからはこいつをよく作ることになるかもしれない。ただ、この皿に一度で盛れる量ではないのが難点だった。




と、いうことを本当は一週間くらい前に書く予定だったのだが、更新を怠っていたのもあり、放置していた。


遡ること三日前。クリスマスの日である。

イヴが夜勤明けで、仕事場では毎年、クリスマスの二日間に勤務があるものはケーキがもらえる。事前にどのケーキか選んで、時間を指定して引き換えに行くというもので、仕事場でもらうわけではない。

独り者にクリスマス仕様でしかもホールケーキを渡される身にもなってほしい、と愚痴をこぼしても仕方ないが、今回は少し小さそうなのを選んだら、かなり小さかった。


今回は一人ではなく、三人で食べる予定になったのだ。ただ、ケーキが決まってから後で入った予定だったので、ケーキの大きさは予想外だった。

いつぞやモッフルパーティをやったメンツでそのケーキを食べることにしたのだった。後輩その一が忘年会の二日後ぐらいに「なんかやりましょう」というので、「じゃあケーキを食おう」と伝え、件のケーキの話をする。そして、消費期限はイヴだが一日保存しておいて二十五日に開封という流れになったわけだ。


さて当日。夕方、遅い昼飯を食べながらPCにスイッチを入れる。おかしい、起動画面に妙な英文が出る。ブートディスクを入れて起動しろ、というような意味らしい。

ブートディスク(と書いていた気がする)は、OSをPCにインストールする際に使用するもので、DVDなんかに入っているのが普通。ネットブックなんかでディスクドライブがないもののために、USBメモリに入れてそれを使ってインストールする、ということもできるそうだ。

再インストールを促されたわけだ。これが実に面倒で、しかしそうしないと動かない。そしてインストール終了。するとあら不思議。

当時、PC内にはHDDを二台積んでいた。特に理由はないのだが、OSの入ったほうはパーティションを三分割し、残りの一台はこれも分ける意味があったのか今ではさっぱりだが半分に分けてあった。
その残りの一台の半分は、撮影したものを置くスペースとして使っていた。

復帰してみるとそのパーティションだけ消えている。インストールの際に、どのHDDおよびパーティションに入れるか、と表示されるのだが、そのパーティションの記憶がない。ちゃんと見ていないのもあり、わからない。
とりあえずその日はある程度戻して、次の日にPSUに行ってみたら、リゾットを勧めた人がいたので「こういう症状が出て再インストールさせられたんだが」と伝えると「もうHDDが死に掛けているかもしれない」という。

不具合が感じられたらバックアップとってHDDを交換すべし、だそうな。エーメンドクサイーと思ったけど仕方ない。バックアップはあることはあるが、ブックマークとか音楽や写真だったりする。肝心の動画は一週間に一度のバックアップでは入らないようだ。いや、設定からはずしたのかもしれない。

早速、指摘を受けた次の日に買い物へ行ってみた。「秋葉原いってきな」といわれていたが、起きたら昼だったので近所で済ます。近所でいいのか?と思われるが、市内にPC専門の大手チェーンがある。ヨドバシはHDDの品揃えがよろしくない。最近できたビックカメラはよく見てない。前に見に行ったのはモニターを物色していた時だったせいもある。


さすがPCパーツ専門からなっただけのことはある。以前はここでCPUやHDDも買っていた。なにしろ、極まったもを探すのでなければここで十分だと思えるくらいの品揃え。


品名や型番まで指定されたわけじゃないが、こういうものを買ってきた。

すぴーどでーもん

青いところには英語で「SOLID-STATE DRIVE」とある。
さっき人に「ソリッド・ストレージドライブ」だとか教えてしまった気がする。頭文字は合ってるから気にしない。

略称でSSDと呼ばれている。HDDの仲間、と思えばいい。ちなみに間違えてなければHDDは「ハードディスクドライブ」の略。
HDDの中には本当にディスクが入っている。それが高速回転して、その一瞬をレコード針みたいなやつが記憶を読み出したり書き込んだりする。だからガリガリいう。

SSDはフラッシュメモリーとかいうものと同じで、HDDと比べて圧倒的に記憶データの読み出しと書き込みが早くなっているのだとか。転送が追いついていない、という別問題もあるらしいが。

じゃあ頑丈なのか、というとそうではなく、データ書き込みの回数制限とでもいうものがあり、HDDより寿命が短いようだ。ガリガリいい過ぎて壊れそう、という心配はなさそうだ。

そいつをさらにもう一工夫すれば、さらに寿命が延びる(かもしれない)というのがあったのだが、何度か試してまったくできなかった。こいつはSSDの寿命がかなり縮んだろう。
SSDの寿命も縮んだが、こちらもやろうとしたことがまったくできなかったのでイライラしすぎて寿命が縮んでしまったに違いない。まったくひどいクリスマスプレゼントだった。では、また。