ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

旧交

2010-12-22 | 雑記
大学時代の後輩が突如、といっても夏くらいから企画していたそうだが、忘年会をやりましょう、という。そして昨日、ほとんど見ず知らずに近い人間ばかり集まった忘年会に行ってきた。

結構人見知りするほうで、いきなりほとんど知らない人間の前に引きずり出されると、オロオロするばかりでどうしようもないのだが、企画していた後輩らは、在学生との交流も盛んなようで、全員じゃないが軽口を叩き合っていたりする。


仕方ないので酒を飲んでいた。飲み放題だというが、ウヰスキー、スパークリングワイン、ウヰスキーと来たところで飲むのがしんどくなっていた。


遅れて、自分が現役だった時の一つしたの後輩がやってきた。そいつは今、マッサージの店で働いている。それは以前から知っていたのだが、後輩を軽くマッサージしていたので、試しに自分にもかけてくれ、といってやってもらった。

先にかけられていた後輩がかなり痛がっていたのだが、「これで痛がるなら、かなり悪い」という。談笑しながらしかも簡単に揉んでいるように見えるのに後輩は急所を突かれたように苦しむ。苦しむ、はおかしいが。


まずは右手から。普段、自分で手をぐりぐりすることはないとはいえ、どこにこんなしこりを作ったのやら、と首を傾げたくなるような感触があった。やはりというか、かなり凝っているそうだ。

そのまま上腕のほうも揉む。軽く指で挟まれているように見えるのにすさまじい圧迫感を感じる。揉まれたせいでしこりが出来たのか、と思ってしまいそうだが、その理屈はおかしい。

そして左のほう。左のほうが手の方からして痛かった。しこりも多く、硬い気がする。左のほうが凝っている、というのは自分の感想だけでなく、揉んでいる後輩もそう結論付けていた。

「左利きですか?」と問われたが、子供のころに変なクセを付けて、左利きになりかけた、ということは言った。これは母親から聞かされたことだ。曰く「右手のフォークでスパゲティを持ち上げたら、左手でつかんで口に運んでいた。」と。それだけで左利きになるのかは知らないが、何かにつけて左手を使おうとするクセがあったようだ。

あとは、「昔、運動してましたか?」とも聞かれた。体が筋張るのは、筋肉がついている人だけだそうで、しかも以前鍛えていた人が現在怠けている場合に起こるとのことだ。

ついでに、肩が凝るのを自力でほぐすにはどうすればいいのか訊ねたところ、「腕や手など間接にほぐす」といっていたのだが、「関節をほぐす」と聞こえて、問い直したのは酒のせいだったに違いない。

その後、自分の腕を自身で揉んでみたが、あんなにしこりがあるようには感じられなかった。さすがにプロは格が違ったか、というと「それほどでもない」とはいわずに「毎日十時間くらい揉んでますからねぇ。」と笑って答えていた。

左腕の凝りが激しいことについて、「老廃物がたまって、先々辛くなる。」ということも言っていた。左腕といえば以前、上腕が真っ赤になるほどの皮膚炎になったり、手首側の甲に未だ治らない荒れが続いたりと、話題に事欠かない。

「まさか、その老廃物のせいで皮膚炎が起こったりしてるんじゃなかろうなぁ。」というと「さあ、それは別の原因じゃないんですかねぇ。」と、予想通りの答えではあった。

気になったのでその後ずっと揉んでいた。そもそも、左手の荒れた部分なんかを触ると、血のめぐりが悪くなっているような印象があった。飽きるほど右もやっていたら、心なしか肩も軽くなった気がしたが、恐らくプラシーボだと思う。

後は、体を動かさなくなったせいで起きた不具合ならば、以前に戻す、もしくは戻そうとしていけば改善されるはず。ということで、忘年会の次の日からちょくちょく初めようと決意するのであった。


一人だけ自分と同期の人間がこれまた遅れてやってきた。幹事の相棒の後輩(揉まれていた奴と同一人物)は、そいつに気があるらしく、ちょくちょく連絡を取っているとの話があるそうだが、実際のところは詳らかでない。


自分が来ていることを知っていたのか知らなかったのか、それはわからないが、昔と変わらない、久しぶりに会った時の反応をしていた。

「今、何しるの?」という。ホテルで働いているよ、と答えると、シーツ換えたりする仕事か?と問う。いいや、フロントだというと「あぁ、安ちゃん美形だもんねぇ。」とサラッという。
「照れるじゃないか。」といったが「照れてないくせに。」と笑う。酔っ払ってなくてももうそういうことを言われて不安定な気持ちになることはあまりないのだが(言われなれたかどうでもよくなったか)大学時代におそらくは聞いたことがないセリフに少し驚いたというか。同い年にいうのも変だが、なんだか大人の余裕みたいなものを身に着けてきたのかねぇ、などと感慨深くなったものだった。


幹事の後輩の到着直前までの修羅場だとか、その相棒の恋愛遍歴やら、集まればそんな話が出てくる。ちょっと飲みすぎたのであまり覚えていない。興味が・・・いやなんでもない。


雨はまだ降っていて、風もあった。最近よくやる散歩ついでに帰るのはあきらめて、最寄駅まで電車を使うことにした。電車を降りて、久しぶりに吉野家に行くことにした。牛丼でもいいかと思ったのだが、本当はソバを食べようと思っていたのに、席が混んでいたので、こちらにしただけだったのだが、五時から朝食メニューがあったので、それを頼む。酒の後はお茶漬けがいいなぁ、と思ったが、これも悪くない。




帰ってすぐに寝・・・なかった。新モニターは複数の機器を同時に接続出来る。ビデオ端子とかいって、昔のテレビとビデオプレーヤーなんかをつなぐのに使われていることが多かったものにも対応しているため、PS2などの古いゲームや、もっていないがWiiも接続可能。

解像度が対応していないものが映った場合、左右に(場合によっては上下にもでるようだ)帯が入って、バランスを崩さずに映す。この写真を撮っておくのを忘れていたな、と帰宅後のプレイで思い出したので、その時に一枚、ではなく今日の夕方撮影。こういう風に映る。




元の素材のバランスを無視して引き伸ばすことも可能だが、もちろんその場合は横に伸びた画像になる。PS2のゲームを映した場合、元のバランスを崩さないで最大限に引き伸ばすとこういう映りになるというわけだ。
右のほうは見づらいが、左のほうを見てもらえばわかるだろう。背景の岩壁の左は真っ黒になっている。この部分はゲームで作られた画面ではない。右も同じ幅で黒くなっている。上下も実はちょっとだけあるが、しばらくプレイしてから気づいたくらいだった。

映画のDVDなんかは、ワイドモニターに対応しているものが結構ある。最近のはほぼそうなっていると思われる。後日、久しぶりに『ダークナイト』でも見てみようかと思う。では、また。