ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

思い立ったが吉日

2010-10-16 | 雑記
夜勤明けで仕事場の冷蔵庫を開けてみる。奥に白ワインがあった。誰のものでもない、お客さんの忘れ物。

一週間かそれ以上放置されている。まあ、そこらで買えるよくあるワインだが、丁度話題に上っている。
なんてことはない。チリワインである。穴掘る人たちが穴掘ってもらって助け出されたというやつだ。

空になった壜を持ってきて名前を確認してみた。「コノスル シャルドネ ヴァラエタル」とある。白ワインだ。

ハーフボトルなので、持って帰って昼飯と共に飲んでしまおう、そう思って鞄にいれた。

あと、髪の毛が少々長くなってきたので、切りに行こうと思ったのだが、土曜も夜勤で、それならいっそ日曜を待つかと思ったり、やっぱり行こうかと迷ったので、いつもの一駅前からの散歩をしながら考えることにした。

結局、もう切って帰るか、と思ったが、たどり着いた先で言い渡された沙汰は「予約が混んでて次は一時か一時半なんです」

じゃあ、今日はいいです、といって店を出た。これから帰って酒飲むのにまた来るとは思えない。

ついでに「伊勢屋」で豆大福も買って帰る。


さて、白ワイン。白というより透明ですよね?とか突っ込んだのは子供のころだったが忘れよう。

ワインといえば健康によいというポリフェノールというのがあるのだが、白は赤と比べて少なめだとか。
なんでも、あの赤い色素が絡んでいるそうで、野菜や果物の定説にある、果皮に成分が多い、というのもきっちり引き継いでいる。白ワインは赤くないので少ない、というあたりでいいだろうか。

ちょいとWikipediaを見たところ、白ワインは、白ブドウなどの果汁のみで作るそうだ。なおさら少ないことになる。

まあ、酒飲むのに健康になるか不健康になるか、などと考えて飲むこと自体が不健康なので、最初から考えない。

さてそのシャルドネなんとか。ラベルによると、味わいは辛口。合う料理は鯛の塩焼き、クリームパスタ、鶏肉料理など、とある。

昔から白ワインは魚に合わせる、とは聞いていたが、鶏にも合うのか、そういえば、昔よくやった「鶏肉のトマトソース煮込み」は白ワインをいれてトマトソースを作るんだったな、よろしいならば鶏肉だ、というわけで上記の料理を作ることになった。

その作り方はというと、何年も前に、「ブナピー」という白いシメジの仲間が発売されたことに端を発する。

それの販売促進用料理紹介カードが店頭にあって、それで覚えたのが始まり。ずっと遡れば、スパゲッティを入れる応用などもここに載せたのを見れるかもしれないが、確認するのは骨なのでやらない。

後には、鶏肉などをいれないアラビアータ風に省略化されることが多かったが(スパゲッティ以外はやってなかった)、基本的には何も変わらない。

トマトソースを鍋に作っておいて、一口大に切った鶏モモ肉フライパンで炒め、塩コショウで軽く味付けをする。実際は鶏肉に塩コショウを振っておく、だったかもしれないが、細かいことはいい。皮から焼いて両面よく火を通し、石突を切ってほぐしたブナピーを入れて炒める。塩コショウを振るのはここでやるほうがいいのかしらないが気にしない。

で、全体に軽く火を通したら、鍋のトマトソースをフライパンに入れる。全体を混ぜ合わせて5分くらい煮る、だったろうか。今回は他にやることがあったので、すぐ火からおろして余熱程度になってしまったが、問題はなかった。

さすがに最近は涼しくなってきたが、どちらかというと寒い時期に向いた料理ではある。特に、トマトソースは結構な時間を煮込むのだが、鷹の爪を入れるので、辛いのが苦手な人にはちょっときついかもしれない。辛さが足りない人は鷹の爪を二本にするとか、ある程度砕いて(砕きすぎるとかなり辛くなる)入れるとよい。

さて、ワインを一口。辛口というが、少々酸味もある。さわやかな酸味は、少し炭酸でも混じってたのかなと疑うほどだったが、グラスを凝視しても泡は見当たらなかった。

鶏肉煮込みも、しっかりトマトソースを煮込んでおいたのもあって、具と程よく絡まる。そして食が進むので、少々ワインがおいてけぼりになってしまった。
軽く焼いたフランスパンにソースを付けて食べてみたり、なかなか楽しめた。手前味噌だが、こう書いてて腹が減ってきた。

月曜に飲んで、しばらく酒はいいか、と考えたが、右から入って左から抜けたくらいの勢いで忘れ去られたようだった。


さて、夜勤に行く前に一本動画を仕立てておいた。
これの一本前にちと腹の立つコメントが着ていたが、アホなコメントに腹立てるのもアホなので忘れ・・・まあいいや、どっちにしてもアホだ。アホなコメントしたやつは明日財布を盗まれてしまえ。

というわけで、小出しが過ぎる最新動画をどうぞ。

十八日目



さて、もうすぐ撮った分がなくなるので、次に行こうかと思って撮影をした。するとアラ不思議。音声だけ入っていなかった。話の本筋に関係ない寄り道だったので、そのままボツにして、また後で取り直しておいた。

さすがに意思が挫けたので、短くなったが、前回で負けた雪辱を晴らすことはできたのであった。では、また。