ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

野良

2010-07-19 | 雑記
眠いのでもう少し、と思って寝なおすと、日付が変わっていた。九時か十時には起きようと思ったのに。

夜勤の帰り道、吉祥寺に立ち寄る。ユザワヤに行くためで、マルイに入った。

線路から見えた、ビル一件ユザワヤとなってたのは記憶違いか?と思ったが、それは措く。

さて、七階と八階がそのユザワヤとなっている。六階が書店のある階。

エスカレーターから見える店内の様子を眺めながら六階まで向かった。


色々と気になる本を立ち読みしていたら、目の前に見覚えのある名前と可愛い写真が飛び込んできた。

これである。



作者は内田百。恥ずかしながら、ヒャッケンと読むのだと知ったのは今日だった。

神田の書店通りに「内田書店」というのがあって、その百と縁が深いとかいうのを聞いた気がするが忘れた。
部屋にあるその出典元と思しき本をめくってみたが、面白くて読みふけりそうになっただけでこれまた不明。

おそらく、その作者(出典と思った本の)の別著作だと思うが、調べるのは辞める。

夏目漱石の知遇を得て、門下の芥川龍之介、森田草平を識る、と略歴にある。明治から昭和期の作家だ。

その晩年の、飼い猫?についての随筆で、最初の章の題が奮っている。「彼ハ猫デアル」

久しぶりに表紙買いの趣で購入してみたが、のんびり読んでいこうと思う。

さて、本屋が目的ではなかったが、とりあえず筆を入手。しかし、色々ある。

水墨画と書で筆は違うものを使うんだろうな、というくらいの推測はしていたが
まさか、かなと漢字で別の筆を並べているなどと。とりあえず、どっちとも書いていない筆にした。

筆もそうなら、墨も種類がある。かな向け漢字向けと。これまた書いていないほうを買う。

挙句の果てには、半紙にもどっち向きかがあった。特殊製法で両方できる、というのにした。

さて帰宅。部屋の掃除をして、長い間外気に当てていない茣蓙を干す。しかし部屋の汚いこと。

カーテンレールの止め具がプラスチック製のため、玄関も窓も開け放つと、なびいていくつか折れた。

元の場所に戻し、さて一筆。紙と墨はまだ残っていたやつを使うことにした。

気のせいだろうが、なんとなく筆の動きが違う。止めや払いの感じが以前のより滑らかだった。

紙と字のバランスを考えてなかったので、下の余白が何だか大きいが、こんな感じになった。



他にも色々、「酒」とか「和」など書いてみたが、酒の字がなんだかうまくいかない。ここらしくない。
ちなみに「和」は、近くの沖縄そばの店「かず」のつもりなので悪しからず。

夜勤明けで疲れたろう、先週にスーパーで買った半紙も尽きたので、余白に小筆遣いの練習をして終了。

そして寝たら七時半。眠いのでまた寝てくれると思ったら冒頭だったというわけだ。では、また。