ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

中断

2009-11-15 | 雑記
目が覚めたら2時だか3時だか。目の前のスーパーの明かりが消えていたので夜中だと思っていたら。

金曜に夜勤があり、帰宅して昼寝したら昼寝どころではない何かに変貌したと。
まあいつものこと。敢えていうことではない。


その金曜の夜、次の日の台帳を整理する作業を始めたころ、とあるテレビ番組が目に入った。

SMAPの中居が司会をしている、なんだっけ?「金スマ」だったか。あれをやっていた。

人の生涯を紹介して涙と驚きと視聴率を稼ぐというよくあるアレ。露骨にいうでない。

当日の放送は山城新伍の生涯。そういえばひっそりとこの前亡くなったなと思い眺めていた。

改めて思うに、面白い人だったなぁとか、あの番組よく見てたなぁなどと振り返っていたら
手が止まっていたため、フロントから突込みが来た。

ここ何ヶ月も自宅ではテレビを見ない生活が続いているため、つい見てしまうのだ。
あとは近所の沖縄そばの店で呑みながら見てたが、こっちもご無沙汰だったな。

さておき、山城新伍の没した日が画面に映し出された。今年、なのは広く知られている。
8月12日とあった。う、自分の誕生日じゃないか・・・。

今から30年ほど前、御巣鷹山に日航機が墜落、乗客乗員ほぼ死亡、というのがあった。
毎年あそこで慰霊祭をやる上に報道もされるので、ご存知の方もおおかろうが、あれも同じ月日。

謎が謎を呼ぶ日航機墜落事故は、驚いたことに、墜落した場所をすぐに把握していなかったとか。

いつの間にやらいなくなってひっそりと息を引き取った山城も謎だった。放映がその謎を解いたとは
あんまり思えないが、まあどこでどう死んだかわかったので謎でもないことにしよう。

また一つ、誕生日に纏わるどーでもいい不吉なネタが出来てしまった。

御巣鷹を知る以前から、歳を長ずるにつれて、特に近い距離にいた子供時代の一時期、嫌だったのが
この誕生日は何故か三つ年上の愚兄も同じ月日だということ。

これは謎とかいう以前に嫌がらせかと思ったが、それでは余りにも親に失礼なので、
ケーキ代の節約だと思うことにした。貧乏で三人も生むから仕方ない。

御巣鷹は恐らくずーっと蒸し返される。
山城は死んだので昔を知る人以外には忘れられる。
愚兄と誕生日が同じなのは兄を知らぬ人間にはどうでもいいこと。

まあ、普通は「御巣鷹の墜落の日と同じなんだぜー」より「なんでか年違う兄貴と誕生日同じなんだ」
というのが振り易い話題かと思うが、性格上、前者を使う可能性が非常に大なのは論を俟たない。

誕生日に死人の話ばかりするとは世の中をよくわかっていらっしゃる。
生まれればいずれ死ぬといいたいらしい。人はそれを「つむじ曲がり」だとか呼ぶ。
「いいえ諸行無常です」と返して話が続いたところでこっちが困る。では、また。