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昨日の日本経済新聞が一面トップで「日本の2006年の名目GDPが、世界の10%を割った」と報じています。ニュースソースは、内閣府が一昨日発表した「06年度国民経済計算確報」で、この記事は昨日のブログとも関連します。
この記事の図をご覧下さい。94年をピークに「日本の世界経済に占める割合」は年々低下し、2006年には10%を切ったのですが、日本の、そして、世界のGDPは成長を続け、それを支えるエネルギー供給量と消費量は着実に増加しています。つまり、世界経済の規模が拡大し続けているからです。「有限な地球」という概念がいまだ十分に理解されていないのです。世界の大勢は「エコロジー的に持続可能な社会」へ向かっているとは言えません。
私の環境論では、経済活動と環境問題は「原因と結果」の関係にあり、「コインの裏表」のように切っても切れない関係にあるのですが、経済分野のジャーナリストやエコノミストは20世紀同様、21世紀になっても相変わらず経済活動と環境問題を切り離して考えているようです。
このように判断基準を変えれば、これまで見えてこなかった新しい潮流が見えてきます。
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