ニュースで、ケニアのナイロビでテロ攻撃で多くの人命が失われたというニュースを見て少なからずショックを受けています。
ナイロビには、昔仕事で3ヶ月以上滞在したことがあるのですが非常に住みやすく ナショナルパークや大自然をバックに仕事をしたことがいい思い出になっていたのですが
今回の出来事はまさかです。ナイロビは安全なまちだと思ってましたが、、、
先日 詰将棊手繙を紹介した際 100番(下図)は、不詰という指摘をいただきました。詰将棋博物館では、ここに公開されていました。ここで不詰と書かれていました。
(このあと 管理者により 作意不詰の変更していただきました)
解答を見ると39手詰めとなっていますが16手目 △9四王と逃げられると詰まないとのことです。そのとおりですが 15手目の攻め方に問題もあります。
初手から▲9三銀△同歩▲8三銀△同銀▲同桂成△同王▲9三歩成△同香▲同香成△同王▲9四歩△同王▲9五歩△同王
14手目が終わったところです。(参考1図)
参考までに本に書かれている解答は、▲9六歩△同王のあと▲9七香△同王▲9八飛△8七王▲8八銀△同銀成▲同飛△7七王▲4七竜△5七金▲7八銀△7六王▲8七銀△6六王▲5六金△同金▲7七角△6五王▲7六銀△同王▲5六竜△7七王▲7八金・・まで39手詰 というものですが、
上図で▲9六歩には△同王でなく△9四王と逃げられるとご指摘のように確かに詰みません。
しかし上図で▲9六銀と打つ手があります。△9四王は、▲7二角からの簡単な詰なので△同王の一手に▲9八飛△8七王(△9七合駒は、▲同飛△同王▲9八金△9六王▲9七香△8五王▲9四角で詰) (参考2図)までは必然
ここから▲8八金と打ちます。 そのあとの変化が大変ですが △7六王と逃げるのは▲7七金△同王▲4七竜(参考3a図)
これは、△4七金に▲7八香と打ってまだ手数はかかるものの詰みますね。
そこで参考3図から▲8八金には△同銀成▲同飛△7六王▲7八香と打ちます。(参考4図)
これで平凡に△6六王とかは、▲8六飛 △6七王も同様に▲8七飛から詰むので 参考4図では、△7七桂が正着と思われるが▲同香と取って△同王(△5七王もあるがこれも手数がかかるが詰) ▲4七竜△5七金▲7八歩△6七王▲8七飛に△7七桂(参考5図)が うまい手。
桂馬が逆王手になっているがこれを打たずに△6六王は、▲7七角で簡単 △7六王も▲8八桂があって簡単な詰(5七に金が落ちている)
参考5図から▲7七同飛△6六王▲5八桂△5五王▲6六角△5四王▲5七飛△同馬▲同竜△5五歩▲同竜△4三王▲3三金△同王▲3五竜△4二王▲3三角成△5三王▲4四角△同桂▲同馬△5二王▲4三銀△5一王▲3一竜△4一歩▲4二銀成 まで詰(最終詰み上がり図)
なお▲7七同飛に△6八王と潜り込んでくるのは▲5九銀△同王▲2六角の王手が急所で以下△4八歩▲5七飛以下詰み。
ただし詰み上がり図 ご覧のように持ち駒が余ります。まあ 本来の構想から違うので当然といえば当然か。
柿木将棋Ⅵではなかなか 正解に行き着かず、東大将棋詰将棋道場の手助けを受けながら変化をつぶしてみたのですが、
どうやら100番は、詰むように思いますがいかがでしょうか。
了解しました。それで 安心納得しました。
詰将棋博物館でもきっちり変更していただきましたね。
ご苦労様です。
作意不詰作として収録しました。
この件があって詰将棋博物館を見てみるとこの作品集 不詰や余詰がいっぱいですね。
恐れ入りました。