南無煩悩大菩薩

今日是好日也

怪僧ラスプーチン

2012-09-05 | 世界の写窓から
(source/N.Y.Times)

山田風太郎氏の「人間臨終図鑑」から、ラスプーチンについての記述を以下に引用する。

「・・・ロマノフ宮廷内部にくいこみ、皇帝皇后に魔術的影響力をふるったラスプーチンは、危険な妖僧としてその生命を狙われることになった。

1916年12月19日夜、彼はユスボフ公爵邸に招かれた。ユスボフは彼を殺害するつもりであった。

ユスボフは、青酸カリをいれた葡萄酒を1オンスも飲ませたが、ラスプーチンの身体に何事も起らなかった。それでユスボフは、ピストルを取り出して撃った。陰謀家達の仲間の医者が、倒れているラスプーチンを調べて、その死を告げた。

一同は二階にひきあげたが、ユスボフは不安になってまた階下に下り、ラスプーチンの身体をゆすってみた。すると、この屍体は立ちあがり、悲鳴をあげて逃げ出したユスボフを、階段の途中まで、這いながら追ってきた。

しかしラスプーチンは、また別のドアに行き、その錠を手で引きちぎって中庭に出てゆこうとした。ほかの暗殺者が追いかけて、二発命中させて、やっとこれを倒した。彼らはその屍体を自動車で小ネヴァ河へ運び、念のため屍体の両腕をうしろ手にくくりあげて、氷の穴へ投げ込んだ。

二日後、ラスプーチンの屍体が発見された。濃く密生した頭髪は凝血に覆われ、顔はふくれあがり、両眼はすでにガラス玉のようにどんよりしていた。しかし、なにより不思議だったのは、縛ってあった縄がなくなっていて、右手が十字を切る形になっていたことであった。・・」



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