実感の中身によって。 2010-09-22 | つれづれの風景。 何かを愛するには、それを失う可能性を実感すればよい。-G・K・チェスタトン- 眼が言った。 「とても愛らしい純白に朱の花があるんだ」 すると鼻がくんくんさせながら言った。 「何も匂わないよ」 すかさず耳が言った。 「何にも聞こえないよ」 口がはさんだ 「何も美味しくないよ」 眼に向かって鼻と耳と口は言った。 「そんなものを僕たちは愛せない」 猫に小判、暖簾に腕押し、糠に釘。