明石の図書館

図書館のススメ

【読了】傷つきやすくなった世界で

2008-11-18 15:19:28 | 【読了日本】
傷つきやすくなった世界で
石田衣良∥著
日本経済新聞出版社, 2008. - 243P ; 18. - (日経プレミアシリーズ 002)

エッセイというのは物語と違い非常に短時間でその時強く思った事を書き上げる
ような手法であると思います。
作中にその年の後半は毎月のように新刊が出ていたという内容がありましたが
非常に忙しい中でエッセイを書いていたんだろうなぁと思うものもありました。

時間を掛けたから、いいものができるわけではないというか、中でも【牛丼】に
ついて書かれたものは秀逸でした。
この時代普通に生きる男性ならおそらく口にしたことある牛丼についてかくも
【自分のこだわり】を表現する文章は読み終わった後、唾液が出てました。

社長や総理などてっぺんで一人頑張る人たちには自分も独立自営業の作家だから
か少し優しい目を感じました。

子供時代に比べ現在の気温が5度ほど高いということで【温暖化】との表現が
ありましたが・・・・
編集の人も何も言わなかったんですかね?そもそも機嫌を損ねるとまずいから?
また、今までに作品にしたような若者や政治や株式など興味のある部分には
非常に【強い】印象がありますね。

六角形とかで表現するとペコッって凹んだ部分とポコッて凸出た部分がはっきりとした
イワユル個性的な人だなぁってホント思います。

こういう人と話をしてると楽しいんですよね。ついつい自分の事話過ぎちゃって
次の作品の題材に使われてる人多そうですね。

ただ、運動してなさそうっていうのは感じましたね。
もっぱら見るのが専門で座り仕事がメインなので体には気をつけて欲しい所です。

昔、藤子不二雄Aがラジオ番組に出たのを聞いたのですが、
空手道場に誘われて行きました。
道場の1階が飲み屋だったので一杯飲んで帰った所、作品を作ろうとしたがペンが
一向に進まなかったそうです。
自分は、鬱屈した気持ちを紙の上に吐き出す事で作品をつくりあげるタイプと理解し
以来二度と道場へは行かなかったというのを思い出しました。
(検索したら漫画になってたんですね)

・・・石田衣良という方もこのタイプの作家ような気がします。

作者別読了本
書籍価格 840円
累計金額 19,051円


傷つきやすくなった世界で
(日経プレミアシリーズ 2)

石田 衣良
日本経済新聞出版社

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【情報】ブックカバー

2008-11-18 10:38:22 | その他情報
ブックカバーはネットからダウンロードできる。

図書館の本を借りて読んでいて困った事がひとつ。
本屋で本を購入した場合、もらえる【カバー】がない事です。

今までは、過去に購入した本についていた【カバー】をはがして使っていたのですが
こう利用頻度が上がるとカバーもボロボロになってきました。

昨日、風呂上りにふと気がついたのですがA3用紙を単行本に巻きつけると十分
カバーとして利用が可能でした。

さらにひらめきネットで検索すると、やはりきれいなブックカバーが配布されてるじゃないですか。

ブックカバー ダウンロード】なんかで検索すると結構たくさんでてきますね。

中には、【しおり】も配布しているサイトがあったり。

まぁ、実用性にかけるブックカバーも多いですが、自分で作ったりしても楽しそうですね。

っで、結局僕はこのブックカバーをダウンロードしました。
カーテンのセレクトと違って別のに替えやすいんでいいですね・・・

こんな感じで使います。(コーラスさんHPより)