逆バージョン

昨日コンビニに入ろうとしたら出てくる人あり、出会い頭に身を引く。すると「おー、おはよう!!買い物かい?!」とその人がボクに恵比須顔で挨拶された。歳の頃なら60後半、ちょっとタッパもあって貫禄十分なおじさんだ。とりあえず勢いに飲まれて「おはようございます」と返す。でもその方が誰なのか、わ・か・ら・な・いーーーー。????のまま入ろうとしたら、背中越しに「昼には雨も上がるらしいよ」とまでご丁寧にお天気の挨拶付!!ボクは返す言葉もなくて(モニョモニョ)とつぶやき店内へ。
あー困った、誰?知らない人だよ。でも気候の挨拶付だもんなぁー、知ってる人なのかなぁー、ううーん、わかんない…。バースくんの頭の中の人物年鑑を猛スピートで繰ってみる。いないよ、どこにもそんな人はいない!!買い物をしながら今度はおじさんの着せ替えを始める。スーツ、作業服、制服いろいろ思い浮かべてみるけれど、さっき見たシャツとパンツのあまりのラフなスタイルと持っておられた真っ赤なデニムのトートバッグが強烈過ぎて上手くいかない。ふーっ、知らない人に親しげにご挨拶されたらこんなにも困るんだとまた実感した。いっつもはボクの思い込みで挨拶をしてしまう逆バージョンだからね。相手の立場に立ってというけれど本当だね。知らない人に挨拶されたら、すっごく戸惑うということがよくわかった。(あーでも実は知っている方だったらどうしよう)
将棋の中継をテレビやCPで見ると、普通画面の下が先手側になっているので、常に見ている盤面は先手の目線だ。これを時々ぐるりと180度回転させて、先手後手の目線を入れ替えてくれるときがある。すると見える景色がまったく違う上に、ともすると形勢判断まで逆になるほどだ。いやはや逆バージョンの立場になってみるというのは大切だ。
うーん、でも誰だったんだろう。あんなに輝く頭もそうそうにないと思うんだけどなぁー鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取