バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

鬼平の目に涙

2018年07月12日 | Weblog
鳥取と京阪神を結ぶ鉄道は、今度の土曜日に一部運転再開の目処がたったと朝刊。走れないところは、バスでの代替運転だそうだ。伯備線は1ヶ月運休、サンライズ出雲は当面運転見合わせとのこと、なかなか状況は厳しい。
買い物をしても、様々なものが品薄もしくは欠品している。でもそれがないならこれでいいやという選択が可能な状況なので、バースくん自身は何も影響を受けず、変わらず穏やかな生活を送らせてもらっている。ありがたいことだ。
連日デレビやラジオで被災地の様子を漏れ聞いていると、実に当たり前のことなんだけれど、それぞれ一人一人の方に事情があり、それぞれに人生の物語がある。どの一つを取っても、とてつもなく大きな暴力的な災害に、生活を壊されたり大切な人を失った思いはいかばかりかと思うと、ふっと頭の中が白くなってしまう。安穏とした所で何を暢気なことを言っているのかということだが、画面に呆然と立ち尽くす人を見るといたたまれなくなる。
昨日ニュースで、歌丸さんの告別式を映していた。幾人かの弔辞の中、中村吉右衛門のものに思わず見入った。途中で涙をこらえきれず「どうも年を取ると、涙腺が緩くなりまして…」と、役者という商売をおいてきてしまったような、切なく哀しい声だった。とつとつと歌丸さんに語りかけるように話す播磨屋を見ていたら「哀悼」という言葉が、すとんとボクの腑に落ちた。あぁこういう気持ちこそが「哀悼の念」なのだと…。各地でどれだけの哀悼の気持ちがあふれていることだろう。
そして鬼平はやっぱり鬼平だった。涙をこらえ、声音を張って「やるべきべきことを全てやり尽くして旅立たれました。一人勝ちみたいなものです。だから、師匠にこう申し上げたい。『勝ち逃げはずるいよ』と…」と言い切った。思わずその瞬間、ボクもテレビの前で歌丸さんに合掌、そして被災地のニュースに移った画面にももう一度合掌した鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

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