今朝テレビでイギリスのロンドンから北へ300キロのところにあるヨークという街が紹介されていた。
街中の建物の壁のいたるところに、作り物のネコがしがみついている。それは何とペスト除けのお守りだった。
100年前のペストの大流行のときに皆が作ったのだと言う。ネズミが感染媒体を運んで来るからその退治にネコというわけだ。
今更に感染症の大変さを及ばずながら実感して、そのネコを飾った気持ちが良くわかる。
100年、時代は巡ってまたコロナの大流行、歴史はまた大きな潮目を迎えているということなのだろう。
潮目、潮時、タイミング、巡り合わせ、近頃そんな言葉に何となくよく引っかかる。
例えば瞬間湯沸かし器で腹を立てても、それを鎮火する潮時を間違ってはいけないと痛感する。
どうにも昨年から読みたいと思う本との相性が悪くて不発を続けていた。ところがひょんなことから
この作家だけは意固地に一生絶対に読まないと決めていたはずの、その人の作品に当たって久しぶりにバースくん的ヒットとなる。
そういう巡り合わせ、潮目が変わっていたんだろうと思う。
俳句の季語に「春潮」というのがある。ボクの好きな季語だ。鳴門の渦潮を思い浮かべる。
とはいうものの、実際ボクは早春に三回鳴門に出かけて観潮船に乗っているけれど、ダイナミックな大きな渦を見たことはないのだ。
春は絶好の見ごろで大きなものが見られるというのに……。いつもの半分以下だというぐらいの渦しか見たことがない。ハハハ
船上からまだ冷たい風に吹かれながら見る青い海は、それでも明るい春を予感させるものだったことは確かだ。
さあそろそろコロナ禍も、大潮が引いて潮目が変わるときに来たと思いたい鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ