咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

映画「散り椿」(2018)

2020-05-20 22:06:00 | レビュー

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 一昨日レンタルの1本、予告編を見ていたから本編を観たいと思っていた映画「散り椿」(主演:岡田准一)。
 時代劇が好きな当方には、面白そうな内容と思っていた。
 原作者の葉室麟さんについては、全く知らなかった。
 チェックすると「蛍草」という時代小説も書かれていた。
 これは、NHKBSにてドラマ化されており、面白く見入ったものであり、なるほどと納得した。

 池波正太郎さんとか藤沢周平さんらの時代小説は、映画化やドラマ化されてきたからよく解っている。
 葉室麟さんの時代小説に関しては、今回知ることとなったから、折を見ながら読んでみたい。

 今回の映画「散り椿」は、各シーンがとても美しく出来上がっており、黒澤映画を彷彿するところもある。
 カメラマンであり監督もされた木村大作さんの作品であった。
 「劔岳 点の記」が素晴らしく美しい映画であったから、同監督作品には感動したことを覚えている。

 藩の不正を訴えたことで、追放となった瓜生新兵衛(岡田准一)は妻・篠(麻生久美子)と共につつましく暮らしていた。
 ところが、労咳のため早逝した篠、その妻の最後の願い事を遂げるため、新兵衛は故郷の扇野藩へ戻った。
 
 扇野藩側用人となっている且つての友・榊原采女(西島秀俊)を助けていただきたいとの妻の願いを全うすること。
 今一つは故郷の「散り椿」を妻に変わって見届けることであった。
 且つて一刀流の平山道場の四天王であった新兵衛と采女。
 
 故郷に戻った新兵衛は、妻の実家・坂下家に逗留。
 坂下家は、妻の兄が四天王の一人であったが藩の不正の騒動の中で、城代家老・石田玄蕃(奥田瑛二)によって切腹させられており、今では妻の妹・里美(黒木華)と弟・藤吾(池松壮亮)の二人が暮らしている。
 
 若殿がお国入りの前でもあり、藩の不正の証拠を隠滅しようとする城代家老・石田玄蕃は、扇野藩に舞い戻った新兵衛に刺客を送り込んできた。
 藩の不正の証拠を握っている御用商人の田中屋惣兵衛(石橋蓮司)は、玄蕃がいずれは不正の証拠を奪い取って自分を殺めるものと思っていた。
 そこで、新兵衛を用心棒として雇い上げる。

 このことで、新兵衛は玄蕃の不正をただすことができると悟り、采女らと共に巻き返しを図ろうとする。
 一方、玄蕃一派は先手、先手で刺客を送り込み、若殿のお国入り前に決着するよう暗躍するが・・・。

 新兵衛と亡き妻・篠との愛の物語を縦軸に城代家老・石田玄蕃の不正と戦う平山道場の四天王、新兵衛、采女、篠原三右衛門(尾形直人)、さらに妻の弟・藤吾たちの躍動が横軸に流れる。
 
 全編オールロケとのこの映画、美しい自然の四季が織りなすカット。
 一服の絵画を見るような映画であった。
 
 何といっても魅かれるのは、岡田准一さんの殺陣の素晴らしさに感動。
 とてつもなく動きの速い殺陣、動きに無駄のない流れるような殺陣。
 散り椿をバックに新兵衛と采女の斬り合い。
 新兵衛が妻・篠のことで采女に嫉妬し、斬り結ぶのであるが・・・。
 
 二人の殺陣がインパクトを受けるほどの凄いものだった。
 最後は互角の腕であると双方が悟り、刀を引く・・・。
 その後、新兵衛が誤解していることが判明。

 ところで、采女を助太刀する新兵衛、相手は玄蕃とその配下。
 そのクライマックスの殺陣がもの凄い。
 思った以上に素敵な時代劇映画であった。(夫)



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