咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

映画「引っ越し大名」(2019)

2024-07-02 21:03:00 | レビュー

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 昨日は梅雨前線停滞で大雨警報も出ていた。
 夜半から明け方にかけて強い雨のところもあったようである。
 小雨の中、買物へ出向きその足で書店と併合しているTSUTAYAに寄ってみた。
 すると、閉店のお知らせが出ていた。
 実に久しぶりに立ち寄ったもので、まさか閉店しているとは思いもよらなかった。
 また、その近所の玩具店、手広く営業していた店舗であったけどこちらも既に閉店し、がら空きのようであった。
 前の通りは車で再三走るけど、そのようなことは全く知らなかった。
 以前は、賑やかな通りでもあったけど、いささか寂しさも残った・・・。
 時代の流れであろうか。

 帰宅後、新聞の番組欄を何気なく眺めていると、NHKBSにおいて映画「引っ越し大名」が午後から放送と出ており、昼食を終えるとじっくりと見入っていた。
 昔、参勤交代を扱った時代劇映画を見たことがあるけど、それに似せたようなことかなと思い込んで見ていた。
 見終わってから、チェックすると正に「『超高速!参勤交代』シリーズを手がけた土橋章宏の時代小説『引っ越し大名三千里』」と明記されていた。
 思わず納得した。
 
 実在する元は越前松平藩(藩主:松平直矩)が、今では姫路藩に国替えとなっている。
 すると、今度はいきなりの国替えの沙汰が幕府から申し渡された。
 それも15万石から減封(げんぽう)され、7万石で豊後(大分県)の日田藩へ国替えであったから、天地がひっくり返るような騒動になる。
 
 それでも幕府の沙汰を守らなければ、藩の取りつぶしになるから、武士たるもの苦難の出来事でもある。
 誰を引っ越し奉行に据えるのか、やるものがいるのか重役陣が思案・・・。
 
 前任の引っ越し奉行は、再三の国替えで疲労困憊し亡くなっていた。
 そこに命じられたのは、姫路城の書庫番をさせられていた片桐春之介(星野源)だった。
 推挙したのは、藩内一の武芸の達人で春之介の幼馴染の鷹村源右衛門(高橋一生)だった。
 書庫番であり博識と踏んでの推挙だった。
 まるで雲を掴むような話に春之介も困惑、果たしてどのような策でどのような展開があるものか・・・。
 
 中々に面白い内容であり、徳川幕藩体制を維持するため、諸大名の参勤交代や国替えなどで諸大名の力を削ぐという過酷な武士社会が活写されていた。
 ちょっと、コミカルな面も取り込んだ面白い作品となっていた。
 
 後段の殺陣のシーンも中々に良かった。
 最後まで、飽きずに見入ってしまった・・・Good。(夫)

[追 記]~解説~
 「超高速!参勤交代」シリーズを手がけた土橋章宏の時代小説「引っ越し大名三千里」を、星野源主演、高橋一生、高畑充希の共演、「のぼうの城」の犬童一心監督のメガホンで映画化。姫路藩書庫番の片桐春之介は人と接するのが苦手で、いつも書庫にこもり書物にあたっていた。幕府から豊後(大分県)の日田への国替を言い渡された藩主の松平直矩は、度重なる国替からの借金と、これまでにない遠方への引越し、さらに減棒と、国の存亡が危うくなるほどのピンチに頭をかかえていた。
 この国難を乗り切れるかは、国替えを仕切る引っ越し奉行の腕にかかっていたが、前任者は激務が原因ですでに亡くなり、国替のノウハウも失われていた。そんな中で、書物好きなら博識だろうという理由から、春之介が引っ越し奉行に任命されてしまう。星野が春之介役を演じ、春之介の幼なじみで武芸の達人である鷹村源右衛門役を高橋、前任の引っ越し奉行の娘・於蘭役を高畑が演じる。 (映画com抜粋)

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