咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

干し柿・・・やり直し

2011-11-17 22:24:10 | 日記
 今月の初めに何年振りかで、家内が挑戦した干し柿作り。ところが、その頃の天候は全国的にも小春日和を通り越した「夏日」を思わせるような気候が続いていた。

 最高気温が25 ~ 6度の時も、さらにそれに合わせて湿度の高く異常な天気が続いていた。そのあおりを食ったのか、折角の干し柿も順調にいき掛けていたが、その湿度の高い暖かさのなか、柿の甘い臭いに引き寄せられるように「コバエ・・・ショウジョウバエのこと」がやって来た。

 そのため、柿に無数のショウジョウバエが群がっており、ハエ採り用の様々なものを買ってきて色々と対応していたが、さらに悪いことに、徐々にカビも生え始めた。
 また、黒ずんで腐りはじめ、汁もタレており、結局のところ70個余りの柿のすべてを廃棄するようになった・・・家内の折角の苦労も水泡に帰した。

 家内の姉宅も沢山の干し柿を作っているが、同じような現象にあって廃棄せざるを得なくなったらしい。先般、農作業をしている際に農家の地主さん(畑を借りている)に干し柿の失敗例を話したところ、今年はどの家(うち)でもカビが生えたり、黒くなって沢山廃棄したとの話であった。

 例年であると乾いた冷たい風に当たって、いいものができるのに・・・と。なるべくなら11月15日以降に作るといいとのことである。今年は柿の豊作であるが、暖かい日が続き早めに熟すので余り遅いと柔らかくなってしまうとも、話されていた。

 さすがは、専業農家の方の話で“なるほど”と納得させられた。家内も知人などの話からやはり早めの干し柿つくりには今年の気候は適さないと・・・聞いたらしい

 そのようなこともあって、先日手に入れた干し柿用の柿。ここのところ気温もグーンと下がりやっと初冬のような乾いた冷風が吹き始めたので、家内も張り切って柿の皮をはいで、ヒモに吊るし干し柿つくりに再挑戦。

 今回は、家の横を朝夕も時には日中も適度な風が通り抜けており、うまく行きそうであると我が家でも安心している。

 すると、新聞休刊日の翌日、ローカル紙に「11月2日 ~ 5日に皮をはぎ、干した今季第1弾の柿の一部が膨らんで落下したり、腐ったりし、約8千個を廃棄せざるを得なかった。柿は干すことで水分を飛ばすため、気温は15度以下、湿度も低い方が望ましい」と、掲載されていた。なお、この“干し柿の里”とも言われるその地のプロの皆さんも今年の異常気象にはお手上げのようである。

 このため、お歳暮の贈答用品などで人気も高いが、出荷時期が1週間から10日位ずれ込むとのことで干し柿生産組合の方でも・・・頭を抱えているとのこと。完成までに1ヶ月はかかるらしいので。

 この記事を読み終えた家内、「プロの皆さんもお手上げだったなら、我が家の失敗作も仕方ないね・・・」との弁であった。損害額・・・3500円位かな。

 今度こそ、美味しい干し柿が出来上がることを願っている。(咲・夫)



[追 記]~ショウジョウバエ~
 ショウジョウバエは多種類であるが、キイロショウジョウバエのことを言う場合が多いので、以下キイロショウジョウバエについての説明。
 キイロショウジョウバエは体長3mm前後と小さく、自然界では熟した果物類や樹液およびそこに生育する天然の酵母を食料とする。酵母は果実や樹液を代謝しアルコール発酵を行うため、ショウジョウバエは酒や酢に誘引されると考えられる。
 糞便や腐敗動物質といったタイプの汚物には接触しないため、病原菌の媒体になることはない。この種はアフリカ中央部に起源を持ち、現在では世界各地の暖かい地域で見られる。寒い地域でも夏場だけ移動してきたり、暖かい場所で冬を越したりする。冬眠することはない。日本では野外や人家で普通に見られる。
(出典:ウィキペディア・フリー百科事典 抜粋)

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