咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

人間形成への道徳教育の確立・・・急がれる

2013-03-01 22:21:21 | 日記
 先日、またしても通り魔による強盗殺人のニュース。その容疑者は17歳と18歳の若者とのこと。生きるということ、毎日懸命に生きている人々、それを他人がむやみやたらに殺戮することがいかに愚かなことで、重大なことか分かっていない者が多くなっている。

 「人間は死ぬところに向かって生まれた日から進んでいる、それしか分かっていない。あとのことは全部わからない。・・・・・そのことをよくよくのみ込まないといけない、若いうちから」(池波正太郎著 [男の系譜] より)

 まさにこのことである。人は遅かれ早かれ必ず死ぬる。永遠の命はないから、1日、1日を懸命に生きようと頑張っている。簡単に人の命を奪う人間は、幼児からの家庭教育・学校教育・社会教育のどこかに欠陥があるものと思われる。

 一方、先日、女性教諭が保護者からの度重なるクレームにより、不眠症になったとのことで、保護者に対して慰謝料請求の訴えを起こしたとのニュース。その結末は、報道のとおりであるが、学級における些細な子供同士の喧嘩が発端であったらしい・・・。

 これらは、相手をおもんばかる気働きの欠如以外の何ものでもないであろう。

 「昔(例:炊事洗濯など)はいっぺんに二つも三つものことを全部やらなければならない。頭の中にいつもいくつかのことがあって、それを同時進行でこなしてゆくのが気働きですよね。今は、電気がまのスイッチを入れるだけだから、気働きがいらないため鈍化しちゃうんですね。対人関係でも気を使わなくなっている」(池波正太郎著[男の系譜] より)

 さらに保護者も教諭も、物事を白と黒にはっきりと分けようとする対立軸でのものの見方が強すぎるのであろう・・・とかく、今の世の中は、欧米の訴訟社会そのものである。煎じ詰めれば、次のようなことかも知れない。

 「日本人というのは、虎之助。白と黒の区別があっても、その間の色合いがない。白でなければ黒、黒でなければ白と、きめつけずにはいられないところがある。しかしな虎之助。人の世の中というものは、そのように、はっきりと何事も割り切れるものではないのだよ。何千人、何万人もの人びと、みなそれぞれに暮らしもちがい、こころも身体もちがう人びとを、白と黒の、たった二色で割り切ろうとしてはいけない。その間にある、さまざまな色合いによって、暮らしのことも考えねばならぬし、男女の間のことも、親子のことも考えねばならぬ。ましてや、天下をおさめる政治(まつりごと)なら尚さらにそうなのだ」(池波正太郎著[その男] より)

 と、今は亡き池波正太郎氏が、数々の小説の中で現代の日本人に足りない部分、足りなくなっている部分について、各小説の主人公の言葉を借りて教えている。

 当方が、池波小説に惚れ込んでいるのは、まさにその部分である。

 ただ単にストーリーが面白いとか、娯楽性が豊かであるとか、そのような単純なことではない。連綿として受け継がれてきた日本人としての気高き誇りと豊かな見識が、西洋文明が入ったことで廃れつつあることに対する問題点を言い当てている。

 だから、池波小説は面白いのである

 前述するような事件や出来事が余りにも多すぎる世の中になり下っており、それこそが、歪んだ戦後教育の大きな欠点である。そろそろ、本気で教育改革をすべきであろう。

 安部内閣もこの点の認識は人一倍強いと思われるから、教育全般の改革がなされるものと期待できる。一刻も早いキチンとした昔の道徳教育の確立から取り組んでもらいたいものである。(夫)

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今週の追っかけ馬(3月2日・3日)

2013-03-01 22:20:44 | スポーツ
 2月の最終日、お昼前から孫娘のお祝いへと家内の兄姉たちが来宅、孫の写真を見ながら可愛いと誉めていた。

 戸外は春の日差しも暖かく、3月下旬から4月上旬頃の天候だったのであろうか、室内ではお祝いと称してお酒を酌み交わしていた。それにしても、昼間の酒はよくまわる・・このブログを書き込んでいる時も、頭の回転がやや鈍り気味。

 さて、競馬の話。花粉や黄砂、PM2.5などが飛び交ってくる今春、騎手にとってもつらい頃かも・・。

[土曜日の追っかけ馬]
阪神11R レッドオーヴァルが出走予定。
 前走の同馬、終始後方から追走し4コーナーから直線に向くと大外から徐々に追い上げ、最後の直線では1頭だけ脚いろの違う走り・・。一気に先頭に躍りでると後続を引き離す一方、3馬身差の1着・・・0秒5差。

 最終追いも栗東坂路でその日の1番時計となる4F(ハロン)52秒4をマーク、さらにラスト1F12秒8と最後まで衰えなかったらしい。今回は1F(ハロン)延長となるが、鞍上の強化もあって好レースが見られる・・と、思う。

 「精神的にはデビュー当時からおとなしく利口な馬、落ち着きは相変わらずいいですね。今週の追い切りは渋った馬場でしたが、あまり使われていない状態のいい時間帯で動きも良く前走同様のいい状態をキープしています。
 今回は初のマイルですが、この馬は鋭い末脚が身上なので阪神競馬場の長い直線はこの馬にはプラス材料です。今回は昨年の2歳牝馬女王も参戦するので胸を借りるつもりで、本番に繋がるレースをしてもらいたいですね」とコメントの安田隆行師。

[日曜日の追っかけ馬]
中山9R カナロアが出走予定。
 前走は1番人気であったが、アタマ差の際どいレース・・・惜しい。今回は4ヶ月半ぶりの出走で、2.5F(ハロン)の延長。前々走の中山コース、好スタートを決め内の4番手から追走。3、4コーナーで一旦下がるも最後の直線では、内から盛り返して追い出すタイミング・・・と、その時前がふさがって、どこにも追い出せない。

 その内、馬がやる気をなくしたと思われる。今回もその時の鞍上・浜中俊騎手が2度目の騎乗、1000万クラスでもあり同じ轍は踏まないものと思いたい。

中山10R スターバリオンが出走予定。
 長欠明けの2走、前走は大外からスタートし番手に上がるまでに脚を使ったことが敗因につながったのであろうか。前々走は、スタートを決めるも終始前々で絡まれていた・・・昇級戦の早い流れであったが、それでも最後は再び盛り返していたけど。

 叩き2走目の今回が勝負どころと・・・期待しながら応援。

阪神11R ミキノバンジョーが出走予定。
 前走は、初の左回りの東京コース、大外から一番いいスタートを決めて終始4番手の外から追走。最後の直線における勝負どころ・・・うーん、脚が上がって、フラ、フラしていた。

 今回は、4ヶ月半ぶりの実戦となるが、鉄砲0-0-0-4と振るわないが、それでも阪神コース1-2-1-1と悪くないのでちょっと期待するかな。ただ、寒い時期は、身体が固いとのこと、昨日のようにポカ、ポカと春の日和になるといいけど。

 最終追いの栗東Pコース、これまでのような軽快な動きの模様・・・みたいなので、実戦での好走を願っている。

[今週の大橋厩舎]
  土曜日:阪神7R スズカアドニス         
  日曜日:阪神9R イセノスバル、11R ミキノバンジョー
      小倉4R エスパシオ、9R ダブルイーグル

 今週は、スズカアドニス、ミキノバンジョー、ダブルイーグルに期待・・・。(夫)



参考資料:サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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相変わらず、読んでいた

2013-03-01 22:20:25 | 日記
さむらい劇場・・・
 「男というものは、それぞれの身分と暮しに応じ、物を食べ、眠り、かぐわしくもやわらかな女体を抱き・・・・こうしたことが、とどこおりなく享受できうれば、それでよい。いかにあがいてみて...



 相変わらず、読んでいた。とにかく、面白くて・・・かなわない。そして、生きるための糧にもなる池波文庫・・・。

 と、そこまで持ち上げたくなる。

 「ちょっと、ちょっと、ノメリ込み過ぎ・・・では」と、家内の声が遠くから聞こえてくるよう。(夫)

 
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