咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

新規採用枠抑制・・・国家公務員

2012-04-04 22:27:44 | 報道・ニュース
 野田佳彦政権が公務員改革を進めるにあたって、民主党政権のマニフェストに掲げる「国家公務員の総人件費2割削減」どころか、その削減のしわ寄せを新規採用の大幅抑制に矛先を替えるとのこと。

 閣議決定によると「国家公務員の新規採用を大幅に抑制する方針」としたとの報道で、これは平成21年度に比べ56%の削減に相当するらしい。

 一方、2月の国家公務員の給与を平均7.8%引き下げるとの特例法の成立も、向う2年間に限るとの内容で、これらすべてが民主党政権のマニフェストをまたしても大きく後退させるものである。

 本来であれば、縦割り行政による名目を変えた同じような制度や仕組み、さほど必要と思われないポストとそれらにしがみつく高級取りの公務員などを見直し、組織の統廃合を優先的に実行することで総人件費の抑制を行なうべきところと思われる。

 ところが、もっとも弱い部分で手を付けやすい採用枠の抑制で、お茶を濁すとはあきれた話である。これは、組織の年齢構成をいびつにすることとなり、将来に弊害をもたらす一因となるであろう。

 当方の地域でも新規採用枠の県職員を抑制するよう、現政権と同じような取り組みがなされたことがある。ところが、隣県では県職員の総人件費を抑制し将来の有能な人材確保のため採用枠には手を付けないこととされるなど、隣県の取り組み姿勢の違いが大きく報道されたことがある・・・リーダーの質の対比。

 長らく続いている官僚機構によって動かされている我が国の政治、その官僚主義を瓦解させて政治主導で物事を決めるとした民主党を中心とした現政権。

 しかしながら、結局のところ素人集団の烏合の衆であったことから、今再び財務官僚の手先に落ちぶれ果てて、消費税増税に政治生命をかけるなどとのたまわっている野田政権も徳川幕府崩壊の幕末の様相を呈しはじめているように思われる。

 北朝鮮では、衛星打ち上げと称したミサイルを我が国の領域に打ち上げようとしており、これこそはゆゆしき事態であるにも関わらず、防衛相にはただ単に人のいいオッチャンを任命し、自らは消費税増税に政治生命をかけるとの野田首相。

 政治生命をかけて行動すべきところは、外交であり国土防衛ということと思われるが・・・。

 自治労や日教組の組合組織票を当てにしている多くの民主党議員にとっては、とても本来なすべき公務員改革に手を入れることはできないということなのであろう。

 長引く不況、東北大震災などの自然災害や脱原発なる騒動による電力需要の抑制も不況を後押ししており、このため益々我が国の多くの将来ある若者たちの進路が遮断されている。

 その上、今回の国家公務員新規採用抑制方針は、地方自治体も右ならえとなるであろうそうなると、不況による民間企業の採用枠の抑制までもが増長されそうである・・・。

 団塊の世代を最後に学生が先頭になって怒っていた70年代、この不況を打開するためにも若い学生を中心にもっと怒るべきかと・・・。あの混沌とした幕末の時代も多くの若者が、日本の将来を憂い、命を賭してそれぞれの立場で戦っていた幕末維新、それがあったから今日の日本がある。

 そろそろ、既成政党を撤退させて日本の舵取りをするリーダーの出現が必要になっているのだろう・・・誰とは云わないが。(夫)


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ビートたけしのTVタックル

2012-04-04 22:27:11 | レビュー
 3日(火)、予報の通り朝から強風と時折強い雨が、地面を叩きつけていた。日本海側の発達した台風並みの低気圧は、西日本から東日本・東北へと移動するにつれて列島各地において日常の生活基盤を揺るがすほどの大荒れをもたらしていた。

 その前夜、つまり月曜日の夜9時台にはじまるテレビ朝日系列「ビートたけしのTVタックル」は、左寄りの朝日新聞と違って、えらく思い切った番組を放送しているものだと感心しながら、毎週楽しく視聴している・・・あいにくと、新聞の方はイライラするから読まない。

 この夜は、同番組において昨日の台風並みの低気圧のごとき驚きのニュースが流れた。この番組の看板ともいえる政治評論家の三宅久之氏(82)が、この日を最後に引退されるとのこと。
 
 そのためもあってか、この日は夕方7時からの3時間スペシャルとなっていた

 以前は、元衆議院議員の浜田幸一氏も参加して政治問題をはじめ、随分といろいろな課題について思わず同感・・・と、思わせられる中身の濃い議論がなされていた。

 浜田氏もご高齢と某事件を引き起こしたことなどもあって既に引退。その後は、ご年配の論客として、三宅氏がその豊かな知識と本来の日本人が持ち合わせている「・・らしさ」のある良識でもって、この番組の看板として正論を展開されることに我が家ではこの上なく賛同しながら視聴していた。

 この番組では、難しい政治の話を分かり易くそれぞれの出演者が、さまざまな議論を展開しそれを視聴している当方たちのような素人にも・・・「なるほど」とか「それはおかしいよ」などと、反応させてくれている。

 時には「ポンスケ」とか「ポンコ」などと云いながら、好々爺の三宅氏が論を張るところに・・・我が家では胸がスッキリしていた。

 長い間この番組を見ており、政権交代への流れが大きく変わろうとしていた時分には、民主党の議員も入れ替わり立ち代わり出演し、その話ぶりに耳を傾け・・・これなら政権を取らせても間違いない。などと、思わせられたものである。

 また、当時の出演者もこぞって民主党への流れを作っていたが、フタを開けてビックリ、まるで素人集団ともいえる民主党政権の誕生であった。

 これには、三宅氏をはじめ多くのゲストも当時、一度やらせてみたらきっとうまく行くとの発言などもあった。しかし、政権交代後まもなくいかに素人軍団のまやかし集団であり、”絵に描いた餅”の如きマニフェストに多くの国民が踊らされたかが分かり反省しきりであった。

 最近のこの番組では、未だに夢想するかのような民主党議員が好き勝手を述べており、さすがは「ああ云えば、こう云う」政治家のその場しのぎの弁のみが目立つこの頃である・・・。そのような中、あらゆることに精通され勉強家の三宅氏が、厳しく諭しながらの発言に我が家もスッキりした気分になったものである。

 その氏が惜しまれながらこの日を最後に勇退されるとのこと。最後の熱弁に耳を傾け、これからは奥様と新たな人生をゆっくりと過ごされることを祈りたい・・・長い間、視聴者を楽しませていただき、ありがとうございました。(咲・夫)

[追 記]
 政治評論家の三宅久之氏(82)が3月31日、都内で行われたテレビ朝日系 「ビートたけしのTVタックル」(月曜午後9時)の収録後会見で降板を発表した。
 「討論した後、息が切れちゃう。実は羽田空港と伊丹空港では車いすで移動している。賞味期限が来た」。 また「すべての評論活動から引退しようと思っています」とも語った。


(出典:テレビ朝日 公式HP 抜粋)

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