咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

復調気配・・・ローズキングダム

2012-04-02 22:20:20 | スポーツ
 G1馬が3頭出走し、10倍以下(2.6 ~ 9.0)の単勝オッズの馬が出走頭数の半分の6頭と難しいレースとなった「第56回産經大阪杯」。当方は、最終追い切りで好調時の動きであったとの評価が出ていた追っかけ馬“ローズキングダム”をイチオシで狙っていた。

 馬体重も14キロ増で出走、前走までの減っていた体重が戻ったと思われるパドック気配、これならいいだろうと・・・さらに確信をしていた。

 午後3時35分、阪神競馬場のファンファーレが流れた。ゲートが開き各馬一斉にスタート、内の2番人気のトーセンジョーダンが、コスモファントムを抑えて先頭に出た・・・え、え、え。

 このレース、逃げ屋がいないのか、アーネストリーも外枠のためか控える競馬。2コーナーから向正面流しに入ると先頭を切っているトーセンジョーダンが、超がつくスローに落として馬群も凝縮した形で向正面に流れている。

 ローズキングダムは、陣営が気にしていた“引っかからねばいいが”との懸念のとおり、中団やや後方から追走しているが、この遅い流れにちょっと気難しい気配で引っかかっているように・・・見える。

 おい、おい、ちょっとまずいな。相手筆頭のナカヤマナイトも5番手の内から追走するも同馬も引っかかり気味・・・。

 1番人気のフェデラリストは、トーセンジョーダンの3番手の外目をいい感じで追走している。後方の2番手からじっくりと追走しているショウナンマイティ、アーネストリーは中団から折り合っている。千メートルの通過タイムは、1分05秒の超スローペース・・と、実況のアナウンサー。

 3、4コーナーから直線へ、番手追走のコスモファントムが果敢に食い下がっている。各馬も一斉に追い出しにかかった。終始3番手から追走していたフェデラリストが先頭に躍りでた。

 コスモファントムもトーセンジョーダンを交わしにかかるが、内から再びトーセンジョーダンが盛り返して番手に・・・。ローズキングダム、ナカヤマナイトも先団へ一気に追い出しをかける。何と、後方からメンバー最速の末脚を駆使したショウナンマイティが、大外の芝のいいところから1頭次元の違う一気の追い込み。
 内からゴールを目指すフェデラリスト、トーセンジョーダンなどをも離れた大外から一気に呑み込んでゴールイン。

 鞍上・浜中俊騎手の歓喜の右手が上がった・・・。

 「手が上がった浜中俊、11番のショウナンマイティ・・ゴールイン」と、実況の声
 
 2着にフェデラリスト、3着にトーセンジョーダン。道中引っかかっていたローズキングダム、ナカヤマナイトがそれぞれ・・・4着、5着と掲示板を占めた。

 復調気配著しいと思われるローズキングダムの歓喜のゴールインを描いていたが、0秒5差の4着・・・馬券的には残念であった。

 当方、前日の最終レースによる復調気配に浮かれずに・・・堅実に観戦。早々、大やけどをしないで終わった。

 ところで、超スローで渋った時計の掛かる馬場で、何とか4着に食い込んできたローズキングダム。最後の追い出しにも諦めず、懸命に走っており・・・復調気配が伺える内容と思われる。

 まだ、まだ、終わっていない同馬の次走に期待したい(夫)

[追 記]~レース後のコメント~
1着 ショウナンマイティ 浜中俊騎手
 「3歳時にこの馬をクラシックに導くことができず、心の中に引っかかりがありました。今回久しぶりに手綱を取りましたが、馬の力を信じて乗りました。結果を出すことができて嬉しいです。スローペースでしたが、この馬の持ち味である瞬発力を出すことを第一に考えました。直線のゴーサインに応える形でよく伸びてくれましたね。これだけのメンバー相手に十分通用する資質を持っていることが証明できました。これからますます頑張って欲しいですね」

2着 フェデラリスト 田中剛調教師
 「この馬の勝ちパターンでしたが、馬場の内と外の差が出てしまったかもしれません。でも、今日のレースぶりは立派です。騎手からも乗りやすい馬との評価をもらいました。いい内容のレースだったと思います。このあとに関しては現時点では未定です」

3着 トーセンジョーダン 岩田康誠騎手
 「休み明けの分、少しズブいところがありました。ただ、力のあるところは見せてくれたと思います」

4着 ローズキングダム 後藤浩輝騎手
 「休み明けで、馬は前走よりよくなっていましたね。ただ、この馬としては良馬場が合っています。とにかくこのレースで、この馬がまだまだ終わっていないことを見せることができました」

5着 ナカヤマナイト 柴田善臣騎手
 「だいぶこなせるようになってはいますが、やはり馬場がいい方が向いていますね。馬場が悪かった分、力んでしまいました。ただ、これからもっとよくなってくると思います」

7着 コスモファントム 大野拓弥騎手
 「道中はスムーズに運べましたし、直線も反応していましたが、今日は相手が強かったですね。前回の負け方が不可解だったのですが、やはり回りの問題だったのかもしれません」
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)



 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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