咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

ドラマ「TAROの塔」が面白い

2011-03-07 22:28:00 | レビュー
 岡本太郎生誕100周年企画ドラマ・TAROの塔がとても面白い。毎週土曜日のTVの前から目が離せない。

 2月26日(土)21:00から、4回シリーズでスタートしたこのドラマ。幼少期のユニークな生活ぶり、パリにおいて絵画を学んでいた青年時代、そして、1970年大阪万博の“太陽の塔”制作に至るテンポの早いドラマ展開に引き込まれている。

 当時のTV画面などで、「芸術は、爆発だ!」と両手を大きく広げて話されたご本人の姿が思い起こされる。ところが、この太郎を演じている役者さん、青年期と壮年期のどちらもご本人にそっくりである。

 驚くほどよく似ていることもこのドラマに引きつけられる魅力の一つである。

 特に壮年期の太郎を演じている“松尾スズキ”という役者さん、実のところ当方は全く知らなかったので、より新鮮に見る事ができる。

 ドラマの中では、幼少期・青年期、そして現代の壮年期が交錯しながら展開するので、やや目まぐるしいところもあるが、異色の芸術家の生きざまがこれほど分かるドラマはない。

 あの天才的な、我々凡人から見るとちょっと変人・奇人とも思える芸術家・岡本太郎、その生い立ちは壮絶なものである。

 母・岡本かの子と父・岡本一平、その生活ぶりにはビックリするようなことばかり、芸術を追い求める家庭とは、これほどまでに異色のものかと・・・・・一般人の常識をすべて覆すような話ばかりである。

 母・かの子を演じている寺島しのぶさん、あの毒々しくて妖艶な、何と表現していいのか分からない容姿。そして、息子・太郎が画家として大成することを願っている母親としての一面も尋常ではない気の入れよう・・・・・しかし、この女優さんでないとここまでの演技は出来ないのではと思われるような女優・寺島しのぶ

 怖いくらいであるが、素晴らしい・・・・・。


 とても一言では、語ることのできない両親の人生、その中で芸術に徐々に目覚めて行く幼少期の“太郎”・・・・・・。

 子役も、青年期も、壮年期も・・・・何度も言うがよく似ており、引きこまれてしまう。

 決して妥協しない芸術家・岡本太郎という方は、よく考えればとても人間味のある人であったのかと・・・・・改めて知ることができた。


 残すところ、あと2回の放送・・・・見逃さないようにしたい。(咲・夫)



「太陽の塔」


[追 記]~第3回あらすじ~
 昭和15年、第二次世界大戦が勃発、パリからの帰国を余儀なくされた岡本太郎(松尾スズキ)は中国戦線に送られる。過酷な軍隊生活のなか日本を変える志を抱き、戦後すぐに先鋭的な芸術運動に乗り出し日本の画壇に戦いを挑んでいく。

 そんなエネルギッシュな姿に一目惚れした平野敏子(常盤貴子)は、秘書として太郎と一緒に暮らす事になる。当時から、新聞や雑誌の原稿、講演活動と多忙だったが、画家としての才能は認められていなかった。誰よりもその才能を信じる敏子は、太郎の芸術論をまとめ出版することを発案。『今日の芸術』と題した著作はベストセラーとなり、太郎は瞬く間に時代の寵児にのしあがってゆく。だが、自らの手を離れスポットライトを浴びる姿に、敏子の恋愛感情は急速に冷えてゆく。

 そんな折、展覧会に出品された太郎の絵が、既に古いと酷評されてしまう。ショックを受け酔いつぶれる太郎を目の当たりにし、敏子は「太郎こそが画壇にとらわれている」と言い放ち、その顔を黒く塗りつぶしていく。それは、敏子が生身の愛を捨て去り、岡本太郎のプロデューサーとして生きてゆく覚悟を決めた瞬間であった。やがて敏子は、結婚ではなく太郎の養女となる道を選んでゆく。
(出典:NHK「TAROの塔」公式HP 抜粋)



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皐月賞へ・・・・・

2011-03-07 21:04:35 | スポーツ
 6日(日)、中山競馬場で開催された皐月賞トライアルの弥生賞、ゲートが心配されたサダムパテックは、両サイドの馬との馬体の接触もあったが、立ち遅れることなくスタートしサーッと好位の4番手につけて追走。

 ゲート入りを嫌ったターゲットマシーンが、引っ掛かるように外目から先頭へ、内から馬体を合わせるようにアッパーイーストが番手につけ、この2頭が馬群を引っ張って流れも落ちついた。

 イチオシのウインバリアシオンは、スタート直後よれてサダムパテックに接触し行き脚がつかず後方からの追走、オールアズワンもスタート直後の馬体の接触のためか2コーナーから向こう正面では引っ掛かって後方から外目を上がって行った。

 プレイは内からうまく終始3番手を追走、流れがスローの中、最後の直線でサダムパテックが、その瞬発力を遺憾なく発揮して先頭におどり出てそのまま押し切った。

 内の好位にいたプレイと中団から追い上げたデボネアが際どい2、3着争い。メンバー中最速の34秒0の上がりで後方から一気に詰めたショウナンマイティは、クビ差で権利が取れなかった。

 ウインバリアシオンも3、4コーナーでは先団に詰めるも最後の直線で伸びない、また、2番人気のターゲットマシーンはゲートインを嫌うなど若さが前面に出てしまって、最下位となった・・・・相当イレ込んでいた。

 また、オールアズワンは、引っ掛かって折り合いが悪かったのか、実力を出さない内に終わってしまった・・・・8着と。

 戦前、中山コースは、難しいかと思われていたサダムパテック、岩田康誠騎手の好リードで前走からの巻き返しにより、権利を取って本番への好スタートを切った。

 本番でのグランプリボスとの再対決が見ものである・・・・。


 阪神9レース「アルメリア賞」に出走したブエナビスタの半弟・トーセンレーヴ、2戦目のここでは、好スタートを決め少頭数の紛れのない中、離された3番手につけ、3、4コーナーで徐々に前に詰めて上り、最後の直線では、最速の上がり33秒3で難なく勝利した・・・・一気に突き放す瞬発力は父譲りか。

 次走は東上への最終レースとなる3月27日の「毎日杯」に出走し、賞金を加算し皐月賞を目指すのか・・・・・同馬は、センスのある走り、女傑ブエナビスタの弟としてこれからの注目株

 早速、追っかけ馬に登録しこれからずーっと応援して行きたい。

 楽しみのある超良血の若駒である。(夫)


 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他





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