東北の受験生を特定したとのニュースが流れた・・・・。
先般、京都大学の入試問題が、二次試験の最中に次々とインターネットの「質問サイト」、「Yahoo! 知恵袋」に投稿され、その回答(中には間違いの回答もあったらしい・・・・ベストアンサーの中に)が寄せられたことが発覚し、大きな問題となっている。
ハンドルネーム「aicezuki」ですべて投稿されているらしい・・・・・他大学の入試問題についても。
さらに「投稿者の『aicezuki』というハンドルネームの人物が、大手予備校『河合塾』の京大対策のテキスト教材に掲載された英語と数学の問題も同じ掲示板に投稿していたことが28日、分かった。」とのこと。
京大側は、所轄の警察署へ偽計業務妨害で被害届を出して、これを受けた京都府警と警視庁の合同捜査が行われるとのこと
京都府警では、数日で投稿した人物の特定が可能とのこと。
また、そのほか東西の有名大学(法政・早稲田・立教)でも同じようなことが行われたらしく、それぞれ偽計業務妨害で刑事告訴したとか。
この前代未聞の事件について、インターネットなどのネット社会に詳しい専門家なども様々なコメントを出している。
また、ネット間では様々な憶測も飛び交っているらしく、中には「京大の試験官は監督を怠り、寝ていたのか」と言った内容のものまで・・・・・・。
文科省でも早速、全国のすべての大学への調査を指示し、受験に際しての携帯電話持ち込み禁止なども検討したらしいが、各大学では、携帯電話の持ち込み禁止への対応は極めて難しいとの意見もあるようだ・・・・大学側では困惑しているとのこと。
電源を切って、机の上に出すようにとの対応程度のよう・・・・。
ある大学などでは、携帯電話の電波が発信・受信できない装置をレンタルして試験会場に設置する動きもあるらしい。
警察関係の捜査を待たなければ、実際のところは解明されないだろうが、あの緊迫した試験時間中に携帯電話の操作を行って、入試問題を送信しさらに受信して得られた回答について、携帯電話を見ながらその回答を答案用紙に書き込むなど、本当に可能であろうかと言った疑問がまず浮かんだ。
多くの試験官が目を光らせている中で、ちょっとでも不自然な行為をすれば目につくものではないだろうか・・・・もっとも試験官が何時間も集中力を研ぎ澄ませていればの話であるが。
少しでも注意力散漫になっていれば、不自然な行為を見逃すこととにもなろうが、しかし、何人もいる試験官がすべて注意力散漫になっていることは考えられない。
ネット社会や携帯電話などに詳しい専門家は、「恐らく写真撮影したものを第三者に送信して第三者が入試問題を入力して、『質問サイト』に投稿したものと思われる」と、コメントしている。
通常の携帯電話であれば、写真撮影した際にシャッター音が出るが、ある機種ではスピーカー部分が突起しておりそこを手で覆ってやれば音が消えるらしい・・・・・・へー
いくらなんでもその写真撮影の行為についても、入試問題を数回に分けて撮影し時間をおいて投稿しているが、何度も撮影と送信を繰り返すことがあの試験会場で可能であろうか・・・・・・。
余ほど携帯電話の扱いに長けており、素早い操作を手指の感覚だけで画面も見ないで撮影・送信したものか・・・・・・そのような訓練に没頭する暇があればまじめに勉強に精を出した方がいいけど。
ところで、質問サイトへの投稿では、携帯電話から行われたらしいが、第三者が関与していれば、パソコンを利用して入試問題を写真画面から移し替えた方が投稿までの操作は早いと思われるが・・・・・なぜ、携帯端末なのだろうか
ある評論家の方のコメントによると「これらの大学の入試問題がすでに漏洩しており、その試験時間中に併せて試験会場の外部から試験問題をいかにも試験会場から投稿したように見せかけて行われたのではないか。つまり、試験問題は事前に漏洩しているとの警鐘を鳴らす意味での義憤でやったのだ」・・・・と。
ハンドルネーム「aicezuki」とは、どのような人物なのだろうか・・・・いずれ、司法が解明してくれるものと思っている。
それにしてもネット社会とは、大変便利な一方で悪用すればこれほど恐ろしいものはないとつくづく思われた。
正に使う人のモラルが問われており、これも日本人のモラル低下の一つの事件である。(夫)
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