「おかしな日記?+五七五」

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秋田県僻地郡山奥山中軟着陸現在横手市在住乃ブログ

「十文字映画塾」

2007年02月14日 23時37分09秒 | 映画
 「第16回あきた十文字映画祭」が10日から3日間、秋田県横手市十文字文化センターで開かれた。
今回はその中で「十文字映画塾」が自主制作した「浴衣と三味線と花火」が上映された。






映画館のない町で映画祭が行われたのは、「学生時代は東京などで映画館通いをしていた人たちが、
田舎に戻ってきたら好きな映画も見られない。だったら自分たちで見たい映画を上映しよう」と
昭和57年ごろ、小川代表ら地元の映画ファン数人が立ち上げたのが自主上映サークル「夜間飛行」
だった。その後、一時活動を休止していたが、飲み会の席で、「そういえば、しばらく“フライト”
していないなぁ」との話が出たのがきっかけで、映画祭を開催することになった。





上映会から映画祭へと 平成3年末から正月にかけて開催した第1回映画祭では、
邦画を中心に往年の名作やアニメ、洋画など、「とにかく自分たちが見たい映画だ
けを集めて上映した」。また、メンバーの大学時代の友人である俳優の永島敏行さん
ら映画関係者を招いてシネマフォーラムも開催した。
そして昨年の第15回映画祭が終わった時点で、メンバーの間から出たのが

「自分たちで映画を作りたい」だった。


私はこの自主制作の「浴衣と三味線と花火」をみました。上映時間24分でした。その後、
プロの監督、脚本家、カメラマンと映画塾のスタッフ、出演者のシンポジウムがありました。
そのときの話題が面白かった。


映画を撮る技術的なノウハウは何もないことから、映画祭を通じて知り合った監督らに相談。
その結果、「やめとけ」だったそうです。だけどここが秋田県人の粘り強いところです。
監督さんや脚本家を熱意で説き伏せて映画塾を設立した。

「地元ロケによる、スタッフ、キャストともにオール秋田県人による映画制作になった」。





「浴衣と三味線と花火」は、別れた彼女を忘れられない男子高校生と、彼に裏切られたOLが
花火の夜に出会うまでの恋物語。仕事をしながらの撮影は大変だ、時には深夜まで及んだ。
小川代表は「趣味の延長で始めた映画祭がこれからも毎年、映画塾を開催し、映画のある町・
十文字を全国に発信していきたい」と結んだ。

私は母の入院もあって、この映画とその後のシンポジウムをみて帰ってしまった。
来年はこの映画塾に参加できなくても、ロケ風景なんか見てみたいと思った。

ここで一句 「来年は 私が主役 銀幕に」 ホラプロのアイドル