Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

現状維持に甘んじてばかりでは

2024-08-18 08:38:50 | 

昨日孫たちが来たのは午後3時過ぎ。

それから9時過ぎまでいましたが、そんな短時間だったのにかなり疲れた感がありました。何に疲れたかと言うと、食事の後片付け。

メインにはローストビーフなど、買って来たものをそのまま出しただけなのに、5人がそれぞれ取り皿を、時に複数使ったし、晩ごはんには味噌汁が欲しいというリクエストにも応えた

ので、普段はないお椀も5つ。

今の季節は水切りかごとして使っている食器乾燥機だけでは入りきらず、ざるも使って水切り。しばらくして拭いて片付けて・・・と、正月の集まり以来の量でした。

正月のときには紙皿も使いましたが、5人くらいならそこまでしなくても、と思うじゃないですか。昔は6人家族だった時代もあったのに。もっともその頃は後片付けは義母の役目で

私は作る人専念でしたが。

絶対そんなことはないだろうけど、もし家を新築するなんてことになっても、食洗機は設置しないんじゃないかな。これが子どもたちと同居とかなら話は変わるでしょうけど、そんな

ことはほぼ考えられないので。

 

膝骨折と猛暑で、エアコンのついた部屋で時を過ごすことが多いこの夏。これ、結構気分が悶々とします。

前にもあったなぁ、こんなこと。と気づいたのがコロナ禍のときのこと。

回数は減らしたけど自力で買い物に出られたから、今よりまだましに思えます。それに世の中の人ほぼすべてが同じような状態だったから、諦めもつく。

でも今はそうじゃない。みんなあちこち出かけたりしているのに、自分がそうできないから悶々の度合いがより深い気がする。

家の中で出来ることをすればいいじゃないかと思うものの、例えばやりかけの2階の片づけなど、日中は暑くてやれたものじゃないし、膝の屈伸がうまく出来ない今はやれない動作

ばかり。

こう書いているだけで、闇落ち気分が増してくるわ。

おそらくどんな人でもこういう気分が落ち込むことってあると思うんです。いずれは上向きになる、とは思うけれど、そこでなんとなくあがいてしまうのが私の常。

そんなときには言葉の力を借りることが多いです。過去に読んだ本を読み返すのもいいけれど、なんとなく新しい風を自分の中に取り込みたい。

でも最近読みたいと思う本になかなか出合えないんですよ。それでも無理やりに?選んだのがこの本。

                      

一応試し読みをした上で買いました。そのときも思いましたよ、これは私よりずっと若いひとが読んだ方がいい本だなって。それなのに、なんで買う?

昔、そうですね、40代とか50代の初め頃、こうした自己啓発ものをよく読みました。そんな頃はいつも、今よりもっとよくなろうという気持ちを持っていたような気がします。

いわゆる向上心ってやつでしょうか、

それが60代後半の今、向上心どころか、現状維持ですら危うい。この前リハビリに行ったとき、持ち歩く診察票に66歳6か月と6が並んでいてちょっと笑えましたが、年齢による

気持ちの萎え方が最近特にひどいような、急坂を転がり落ちるような印象があります。

 

この本、ひとつのテーマが見開き2ページと、ちょっとした時間に読むのにちょうどいい文章量。

読んでいくうちに、自分の現状を受け入れることも大事かもしれないけれど、いくらシニアとは言え、いやシニアだからこそ、もっと前向きにいかなくちゃ!という気持ちが、

少しは芽生えてきました。でも芽生えてはすぐ萎えますが。

すぐに萎えても、また前向きの種を蒔けばいいだけのこと。そう考えるきっかけ作りにはこの本はなったと思います。

ちょっと残念だったのは、あるテーマの終わる最後のほうのほんの数文字が欠けていたこと。おそらくイラストでレイヤーを上からかけたときに消えて気づかなかったのではないかと

思うのですが、センスいいとタイトルにある本なんだもの。編集や校正担当の人、もう少し細部まできちんと見てほしい。この状態で出版したことで評価の星がひとつは減った

感じです。

 

さて明日なんですが、相方と日帰りでちょっと出かけてきます。名古屋よりは少しは涼しいといいのですが。ということで明日はお休みです。