違う目線で

我が家にしては高い洗剤を買ってしまったから
責任を感じてるわけじゃないだろうけど
あの日から
週末の風呂掃除と洗面所の掃除はダンナがやっている。
あくまで、自主的に。

私なんかより
はるかにきっちりした人だから
私が口を出す必要もないんだけど
最近、お風呂に入ると
天井に近い壁の、うっすらとした汚れが気になってしかたがなかった。

だから、今日は私が風呂掃除をした。

掃除しながら考える。

きっとダンナと私じゃ
掃除のツボが違うんだ。
それともうひとつ大きいのが
浴槽につかる姿勢と浴槽滞在時間の違いなんじゃないかと。

浴槽のふちに頭を乗せて、手足を伸ばしてつかっていると
目に入るのは天井だ。
冬は長く長くお湯につかってるから
その間中、ずっと汚れた天井ばかり見ている。
そりゃあ、気になるわけだ。

世間で良く聞く
洗い物や掃除で対立する嫁姑の争いなんかも
案外、そういうことも関係あるかも。と思ったりする。

どこに目線がいくのか。
何が許せて、何が許せないのか。

もちろん性格の違いはあるだろうけど
それだけじゃなくて
身長の差、力の差。
そして視力の差、なんかもあるかもしれない。

ひとりで掃除してると
ひとりで完結してしまってるから
全然気がつかないけど
時々、違う人が掃除すると、驚くほど見えることがある。
いや。。これは意地悪で言ってるんじゃないよ。

時には、違う目線で見渡すことって
必要なことかもしれないね。ってことです。