このところたいへん寒い日が続いています。飯田市の単身赴任宅(マンション)では、北側の部屋でCDを聴いていたのですが、どうにも寒いので床暖房がある南側の居間にオーディオ装置を移しました。併せて、長野市の自宅から女性ヴォーカルのLPを数枚持ってきて、床に置いて飾ってみました。少しは華やかで暖かそうな雰囲気になったような気がします。女性ヴォーカルです。
JENNY EVANS (ジェニー・エヴァンス)
GONNA GO FISHIN' (enja 2000年録音)
部屋に並べたLPは、どちらというとムーディー系ですが、こちらは、歌も伴奏もモダン・ジャズそのものといった趣きのアルバムです。ジェニー・エヴァンス(vo)は、英国出身ですが、20歳の時に言語学とドイツ語を学ぶためドイツのミュンヘン大学に留学して、その時からジャズを歌い始め、一時は自身のジャズ・クラブを開いていたそうです。女優として演劇活動も行うなど、幅広い経歴の持ち主です。
ミュンヘンのジャズクラブ「Unterfahrt」でライブ録音されたもので、メンバーは、ジェニー・エヴァンス(vo)、ウォルター・ラング(p)、ピーター・オメラ(g)、イングマー・へラー(b)、ギドー・メイ(ds)、ビブール・ダルイッシュ(percussion)。伴奏陣では、ピーター・オメラ(Peter O'mara)のちょっと乾いたクリアーな音色によるソロも注目。
曲は、かなり多様です。エリントンの曲にペギー・リーが詞をつけた「I'm Gonna Go Fishin'」、ダスコ・ゴイコヴィッチの曲にジェニー・エヴァンス自身が詞をつけた「Hope」と「Love is The Answer」、オリヴァー・ネルソン作曲の「Stolen Moments」、ドイツやオーストリアの人が書いた「Fur eine Nacht Voller Seligkeit」、「In a Natural Way」、レバノンの音楽家の曲にジェニー・エヴァンスが詞をつけた「Still She Dances」、スタンダードの「The Man I Love」(私の彼氏)、「Black Coffee」、「I'm Gonna Live Till I Die」、「Angel Eyes」の11曲。
ラテン系やR&B系のアレンジがあったり、スキャットを使うなど、自由な雰囲気のステージです。ジェニーは、演劇もやっているということからか、歌詞の発音が明瞭できれいです。ブルージーで乗りがよく、ギターソロも入る「I'm Gonna Go Fishin'」、パーカッションが入り華やかで楽しく、ギターソロも歌っている「In a Natural Way」、そして、スキャットも入れた「Stolen Moments」など多彩なプログラム。サミー・デイヴィス, Jrも歌ったという「I'm Gonna Live Till I Die」を、僕は初めて聴きましたが、佳曲です。
【飯田市単身赴任宅オーディオセット】
単身赴任のお住まい、広々と見えますね。
スピーカースタンドも金属製でしょうか?
下に敷いてある「板」とあいまって、スピーカーの音に貢献して見えます。
のんびりとしたい時間に「ジュリー・ロンドン」・・・・・これも素敵ですね!
北側の部屋があまりにも寒いので、仕方なく運んできたものです。スピーカーのスタンドは、鉄製です。もう少し床から上げれば低音がもっと出るのではないかと思っています。もっとも小さいスピーカーですが。
ヴォーカルは、このあたりのものは、ゆったりとして夜などよいですね。
セッティングは難しいですね。今は、座布団に座って聴いています。仰るようにスピーカーの位置が低いです。上にすれば、低音ももっと出ると思っています。
実は、ソファでも聴けるように、もう少し高さのある木製スピーカースタンドを友人に作成してもらっています。真ん中のラックも彼が作ってくれました。本業が忙しいので、時間がかかっていますが、出来上がりが楽しみです。
ジェニー・エヴァンスといえばクリスマス・アルバムが話題になりましたが、クイーンズ・イングリッシュがきれいです。
正面の美女二人で癒されますね。ジョニ・ジェイムスのこのアルバムは私も好きな1枚です。とは言っても聴くのはA面ラストの「マイ・ロマンス」と、B面トップの「ニアネス・オブ・ユー」です。こういうときCDが便利ですが、やはりレコードで聴きたいヴォーカルですね。
ジェニー・エヴァンスのクリスマスアルバムは持っていないので、そのうちにゲットしようと思います。そもそもはダスコ・ゴイコヴィッチつながりで関心をもった歌手ですが、意外によいです。
ジョニ・ジェイムスは、そばに置きたいアルバムが多いですね。もちろん、ジャケットだけではありません(笑)。