昔、あるオーディオ専門店の店長のご自宅で真空管アンプを聴かせてもらったのですが、あまりに色づけが激しく実際の音と乖離していて愕然とし、さらに、某ジャズ喫茶の真空管アンプで聴いたジャズも、まさに個人的嗜好の音だったので、真空管はごく限られた方の趣味のものだと思っていました。
今回、「アンの家」のマスターに、安いけどいい音がするからと聴かしていただいた、雑誌の付録キットとして販売されたラックスマンの真空管アンプによる再生は、自然な音を志向していて驚きました。スピーカーは、英国のロジャース製だったのですが、特に弦楽器の質感がよく、室内楽など小編成の再生に向いている感じがしました。
試聴させていただき、ラックスマンのアンプ全体と、英国製のスピーカーに関心が湧きつつあります。
蔵の中がジャズ喫茶「アンの家」です。
スピーカーのアルテックとアンプのマッキントッシュはジャズ用、ロジャースのスピーカーは、クラシックやヴォーカルを主に鳴らしているようです。
プレーヤーは英国のRegaを使っています。
右が、2018年12月に音楽之友社から出た『朗音!真空管アンプの愉悦: 特別付録:ラックスマン製 真空管ハイブリッド・プリメインアンプ・キット (ONTOMO MOOK)』の冊子部分です。左は、2018年5月に出た、『快音! 真空管サウンドに癒される 特別付録:ラックスマン製真空管ハーモナイザー・キット (ONTOMO MOOK) 』の冊子部分です。
マスターが、キットを組み立てて、使用しています。どちらの機器も安いのに、すごいと絶賛されていました。
プリメインアンプ
ハーモナイザー
冊子の中身には、開発の話などが載っています。
キットの組み立て方について、丁寧な説明がありました。
珈琲をいただきました。
【関連する音楽の友社のホームページへのリンク】
【アンの家】
住所:長野県松本市梓川梓459
電話:070-5455-1941
営業:13時~20時。月曜・火曜定休