安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

藤田真央ピアノリサイタル (4月29日 長野県上田市サントミューゼ)

2021-05-01 19:34:57 | クラシック演奏会

藤田真央ピアノリサイタルが、上田市サントミューゼで開催されたので、聴きに行ってきました。藤田さんは、小学生の頃に5年間上田市に住んでいたことがあります。

   

藤田真央さんは、2017年クララ・ハスキル国際コンクール優勝、2019年チャイコフスキー国際コンクールで2位になり、現在国内、国外問わず活躍しています。テレビにも度々出演していて、知名度が高い人気ピアニストです。

(曲 目)

モーツァルト / ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 k.281
モーツァルト / ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 k.280
モーツァルト / ピアノ・ソナタ第15番ヘ長調 k.533

〈休憩〉

ブラームス / 2つのラプソディー op.79
リヒャルト・シュトラウス / ピアノ・ソナタロ短調  op.5

〈アンコール曲〉

ショパン / マズルカ op.33  第4番
ショパン / ノクターン op.48 第2番
ショパン / ワルツ第14番(遺作)

(感 想)

大ホールで開催されたリサイタルですが、1530席がほぼ満席でした。藤田さんが上田市に5年間住んでいたこともあると思いますが、県下全域からお客様が集まってきていたようなので、人気があります。

前半は、モーツァルトのピアノ・ソナタ3曲でした。まず音が出た瞬間から柔らかなタッチで、瑞々しい音色に惹きつけられ、色とりどりの音色の変化が楽しめました。ただ、曲が同じようなコンセプトで淡泊気味なので、3曲続くと少し飽きがきました。1~2曲くらいが、僕には良さそうです。

後半では、ブラームスの曲が、両手に変化をもたせ和音が多彩で、面白く聴けました。アンコールでは、ショパンを3曲も演奏してくれましたが、曲自体が素晴らしく、演奏の方も叙情美に溢れていて見事でした。最後に、藤田さんがマイクを持ってきて上田の想い出や近況を語ってくれました。人気がまた上がると思います。

【藤田真央ホームページ】

ピアニスト:藤田真央 オフィシャルサイト (maofujita.com)

(備忘録)

藤田さんの演奏を初めて聴いたのは、今年の群響渋川ニューイヤーコンサートにおいてです。サン=サーンス「ピアノ協奏曲第2番」のソリストとして出演していました。そのレポートへのリンクは次のとおり。
高関健指揮 群響渋川ニューイヤーコンサート 藤田真央(ピアノ)サン=サーンス「ピアノ協奏曲第2番」他(1月11日) - 安曇野ジャズファンの雑記帳 (goo.ne.jp)



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