青い空が少しずつ広がり、細かく淡い雪が落ちてくる。春先にときどき現れるあのふわ雪です。
それは、青い空から落ちてくる。ゆっくりと落ちて地面についたときにはもう何もない。細かいのもあれば少し大きい結晶も見えて、音もなく花びらのように舞い落ちる。
1月半ばにこれはないだろうと思いながら、高3終わりの入試の日を追憶していた次第。
午後からは北風が強くなって寒さが戻ってきたようすです。昨日の夜はまだ雲があったけれど、今日は晴れて、いつものようにオリオン座がのぼっているのが見えました。大体夜の星空を眺める習慣のない私には、オリオンの一等星ベテルギウスがかつてどれほどの明るさだったのか思い出すすべがないのですが、今日見上げてみれば確かにあまりはっきりしない。シリウスが余りに明るいので、ほかの星があるのかないのか。
このごろ、とみに視力が減退しているために、美しく輝いているはずの星々も霞がかかったようで残念至極。さはさりながら、日によって、くっきり見えるときもあるので、これからはもう少し目を休ませて、たまには夜空に親しんで子どもの頃の夢を思い出すことにしましょう。