四季のうつろいRetter

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南会津の旅③ 「宮床湿原」と「前沢曲屋集落」

2017年06月23日 | 旅行
南会津に入って、予定を変更。
ひめさゆりが咲いていないなら急ぐこともないだろうと、「駒止湿原」に向かったが、林道が崩落で通行止め。
その先の小さな「宮床湿原」に回った。
道路沿いの数少ない駐車場には、似たような年代の夫婦が3組ほど。

写真は6月20日撮影


一面のワタスゲに目を見張った。



湿原の割には、雨が少なかったからか木道もカサカサしたように乾いていて、瑞々しさがなかったが、
ワタスゲの穂も丁度開いて見ごろだった。
次回は、駒止湿原のワタスゲも観たいものである。


高清水自然園のひめさゆりは、時間をかけて観るほどでもなかったので、マップを参考に、戻って「前沢曲屋集落」を見学した。

パンフレットに ー茅葺き屋根の曲がりや群 日本の原風景がここにありー とうたわれている。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、周りは、花菖蒲園、芍薬などを植え、公園化している。

入り口には水車が回り、曲がり屋の資料館では、囲炉裏を炊いて、曲り家をそのまま維持して管理人が説明していた。
雪の多い地方で、囲炉裏を炊き、家畜も一つ屋根の下で暖をとり、様子を見ながら暮らしたという。



集落23戸のうち、13戸が生活しやすいように改装しながらも曲屋を維持して生活しているという。




国道沿いには、曲屋の面影が残った茅葺き屋根に、ブリキで覆った家が、数多くみられた。


翌日は、ミニ尾瀬公園を散策し終わったころから大雨となり、早めの帰宅となった。