曼珠沙華

曼珠沙華の花が咲いた。
お墓詣りの行き帰りに、気になった蕾の曼珠沙華。
３本程掘り返して持ち帰ろうとしたが、子シャベルも無く
上手く地下茎まで採れなかった。

それでも持ち帰って庭の片隅に植えたところ、可愛らしい
花を咲かせた。

曼珠沙華は根強い花であり、生命力の強い植物であるが、
地下茎にはアルカロイドという毒が有り、毒花とも呼ばれ
ている。

彼岸花は、お墓などに咲いているところから好まれない方も
見受けられる。
花の雰囲気は、不気味な感じも否定できないが、あの妖しい
様な妖艶な感じの花が気に入っている。

曼珠沙華の名は、サンスクリット語で天界に咲く花と言う意
味で、おめでたい事が起きる兆しに赤い花が天から降ってく
るという仏教の経典から来ているとか。

地下茎もろくに付いていないのに花を咲かせた。不思議な
思いがする。
おめでたいことが起きる前兆かな。

子供の頃、お墓に咲いている曼珠沙華（彼岸花）に恐ろしさ
感じたことや、山口百恵の「曼珠沙華」を思い出し、懐かし
くもあり甘酸っぱいような思い出に少し感傷的だ。