どっこいしょ・よっこらしょ

70歳を過ぎた爺さまの「日常・楽しみ・喜び・幸せ」なこと

チロリ (タンボ)

2013年09月13日 10時10分05秒 | 話柄
金物店で家庭菜園の用具を物色していたところ「ちろり」を発見。
 この頃は、居酒屋や焼き鳥屋でも使わなくなってきた。

馴染みの店では、燗酒を頼むとちろりで出してくれた。
敷居が高くなった今でも、ちろりを使っているのかな。
 ちろりからコップに移して飲む。
 正味の酒の量が判り、徳利より得をしたような感じであった。
  
仲間数人で飲む時は、五合のちろりで分け合い、二~三人の時は二合の
ちろりが各々に出て来た。

お店では鍋にお湯を沸かしてあり、酒を入れたチロリを鍋に入れる。
待つ身としては、燗が付き過ぎないかと心配したものだ。
 筋目より多めに入っていると、得したような嬉しかった思いがした。
 ちろりは冷や奴、焼き鳥など、居酒屋の定番料理が似合う。

銅や錫製の物はちょいとお値段が張る。やはり庶民はアルミ製が良いのだ。
店には、持ち手を藤蔓で加工したものが無かったのが、残念。
  正に衝動買いである。農作業の用具は何処いやら。
  二合と三合のちろりをお買い上げ。
 
さっそく鍋に湯を沸かし、二合のちろりで「斬九郎」を楽しんだ。
  美味い。懐かしい思い出とともに酒の旨味が高まった。

一口飲んでは「にんまり」する私。不思議がって見ている女房。
  こんな楽しくて懐かしい思い出は、簡単には話さないよとの思いも
  あるが、つい喋りたくて仕方の無い自分に「微笑み」である。


左手三合、右手二合