紫陽花記

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別館「銘茶処」

赤い返り花

2019-12-21 08:32:06 | 「とある日のこと」2019年度



赤い返り花

 アキラ氏の暮のダンスパーティーに参加した。赤いドレスでワルツを踊る。

 今年の春に狭心症を発症し、暫く胸の痛みに脅かされ、夏には痛風に痛めつけられ、踊れない日々が多かった。その様な中でも今回の会に向けて、ワルツとルンバを練習してきた。ワルツはある程度は踊れるという自信があったが、ルンバは途中で自信を失い取りやめた。そして衣装選びとなった。持っているダンスウエアーはどちらかといえば無難な色合いが多い。思い切って赤いドレスにすることにした。

 当日は日曜日。ちょっと派手目の化粧をして出かけた。会場はアキラ氏の経営するホール。天井が高く、フロアーも他の店より広い。ダン友たちも次々と会場入り。着替えたりしているうちに、会場いっぱいの参加者。70人ほどが入ったようだ。フリーダンスタイム、トライアルダンスタイム、デモンストレーションタイムなどの時間割を確かめつつ、ダン友たちと衣装の着替えに更衣室へ移動する。

ドレスへの着替えは一苦労でもある。ピッチリとした衣装であるから、背中のファスナーを引き上げるのも手伝ってもらうほどである。お互いに、飛び出しそうな脂肪を押し込めながら、ファスナーを引き上げ、鍵ホックを止める。楽屋裏は見せられないという言葉があるが、本当に実感である。

 第3部の1番目に私の番となった。アキラ氏の指導の下、多少の不安はあっても楽しんで踊れるだろう。鏡に映った赤いドレスは、チョットばかり幼稚でもあるが、今より若い時は無いのだからヨシとしよう。

 この日の会場はコの字型に席が設えていた。お弁当が用意され、大きな紙にプログラムが記されている。会の進行役はアキラ氏のパートナー。テキパキとこなして滞りなく終わった。

はてさて、それにしても、来年はまた参加できるのだろうか?


写真の
赤いドレスのチビがワタシ
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