孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

政治の世界の女神たち

2007-12-13 13:52:23 | 世相

(米ホワイトハウスのペリノ報道官 “flickr”より By flannel.gary)

ロシアは先月29日に欧州通常戦力(CFE)条約の履行停止のための新法に署名していましたが、今月12日、履行を一時停止した旨を発表しました。
ポーランド・チェコでのミサイル防衛(MD)システム配備計画などを巡る欧米との対立が背景にあり、プーチン政権の対西側強硬路線の一環と見られています。

今日はそのような“堅い話”ではなく、不謹慎のそしりを受けかねない話です。
MDシステム配備計画については、かねがねロシア側は“かつてのキューバ危機を招くような暴挙”とアメリカを批判していました。
そのからみで、こんな記事が。

****批判続出、米35歳女性報道官「キューバ危機」を知らず*****
「キューバ・ミサイル危機のことを(記者から)質問されてパニックになった。実は、キューバ危機って何だか知らなかったから」――。
 米ホワイトハウスの女性報道官、ダナ・ペリノさん(35)が、世界を核戦争の瀬戸際まで追いやった冷戦期の重大事件を知らなかったと、8日放送の公共ラジオの番組で告白、話題を呼んでいる。
 ペリノさんによると、記者会見で、ミサイル防衛をめぐる米露間の対立と、1962年のキューバ・ミサイル危機を比較する質問が出たが、「危機はキューバとミサイルに関することだろう」と想像はついたものの、歴史的事実をなにも知らなかったため、答えようがなかったという。【12月12日 読売】
************************

ときどきTVなどで拝見して、さすがにアメリカの報道官は随分きれいだね・・・と感心していたのですが。
まあ、報道官が政策決定する訳でもないですから、キューバ危機を知らなくても“支障”はないとも言えるかな・・・。
しかし、キューバ危機をしないということは、他の多くのことも知らないのでしょう。
朝鮮戦争とか、“ひとつの中国”とか。
ベトナム戦争はどうでしょう?中東紛争は?

私も“そんなことがあった”程度のことしか知りませんので他人のことはとやかく言えませんし、“2チャンネル”のような批判・罵倒はきらいですが、やはり世界を動かすアメリカの“顔”としては、“お馬鹿な女子アナ”レベルではなくキューバ危機ぐらいは・・・と、年寄りはつい思ってしまいます。
大統領もかなり怪しいところがありますが。
ライス国務長官が苛立っているかも。

最近もうひとりきれいな女性のニュースを見ました。

****首相返り咲きお預け=ティモシェンコ氏-ウクライナ*****
ウクライナ議会は11日、親欧米派のオレンジ連合のティモシェンコ元首相に対する首相任命投票を行ったが、賛成225票で、定数450の過半数に1票足りず、選出に失敗した。
 与党側から一部議員の電子投票機器が作動しなかったとして、再投票の動議が出されたが、これも1票差で否決され、休会に入った。与党側から造反議員が出ていた可能性もある。
 ティモシェンコ氏の首相任命が承認されていれば、約2年ぶりの首相返り咲きとなるはずだった。同氏側は再投票の実施を求めている。【12月11日 時事】
*******************************


(モデルさんではありません。05年にウクライナ首相をつとめ、その後解任されたティモシェンコ元首相です。今回選挙に勝利して首相への返り咲きを狙っている政治家です。実業家・大富豪でもあります。“flickr”より By metaphotos)

2004年のウクライナ大統領選挙をめぐる混乱で、同じ野党陣営のリーダーだったユシチェンコを強力に支持し、ユシチェンコ氏勝利への大きな原動力となったティモシェンコは、「オレンジ革命のジャンヌ・ダルク」ともてはやされました。
ウクライナ人女性の伝統的な髪型である三つ編みを巻いた金髪(地毛は黒)がトレードマークです。

美しさは見てのとおりですが、その生き様はなかなかハードです。
「女性実業家として海賊版ビデオの製作と販売を手掛け、後にガソリン販売、そしてガス事業に進出して大富豪となった。」【ウィキペディア】とのことですが、その過程ではそうとうにあこぎなこともやってきたようです。
顔に似合わず、“海千山千”のつわものです。
今回の投票で“造反”した議員は、ばれると食い殺されるかも。

美しい女性政治家と言えば、まだまだいます。
今話題のパキスタンでご活躍のブット元首相。
http://blog.goo.ne.jp/azianokaze/d/20070810
88年1回目の首相就任時には、ビープル誌で「世界でもっとも美しい50人」にも選出されています。
それから20年、さすがにふくよかになってこられましたが、まだまだ・・・。
ムシャラフ大統領とのこれまでの交渉は相当に“したたか”な印象。
3度目の首相の座を手繰り寄せつつあります。
演説は滅茶苦茶うまいそうですが、実務能力はどうでしょうか?

ミャンマー民主化の象徴、信念の人、スーチーさんも。
http://blog.goo.ne.jp/azianokaze/d/20071110

総じて、女性政治家の場合、その容貌はプラスになるみたい。
私を含め、お馬鹿な男どもが多いですから。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« インドネシア  消える森林... | トップ | ジンバブエ  経済崩壊・人... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

世相」カテゴリの最新記事