hanayu温泉

hana&ayu
ぬるま湯生活

【コラム】生きること

2013-12-10 21:56:57 | コラム
こんばんは。
hanayuです。

生きること

生きている事が普段、当たり前すぎて考えていませんでした。
どうしてそんな話になったのかというと、昨日、母の手術の付き添いで一日病院で過ごしていたものですから。

母は腎臓が悪く透析してますが、心臓も弱く胸の痛みを訴え検査。
3ヶ所の血栓で、このまま放置すれば死んでしまうよって状況だったんです。

これまでにもICUで意識不明の状況が何度かあり
死の淵からちゃんと返ってくる母の生命力をいつも信じてました。

だから今回も

「死にたくても死ねないよ」

なんて軽口をたたいて見送りまして。
無事、長時間に及ぶ手術を終えました。

今日になって状況を聞いたところ、順調との事で明日にはICUから一般病棟へ移れそうです。
(今夜、何もなければ、という意味ですけど)

とりあえず、ホッとしとります。
さすが、我が母だ。


術中に何かあってはいけないと、身内が詰めていなくてはいけなくて
有給休暇がある大人は私くらいな自営業な家族なので
私の出番だったんです。

母を手術室前まで見送って、あとは病室に戻りひたすら無為な時間を過ごす。
姪っ子が(学校をサボって)ついてきてくれてたのでおしゃべりしたり、本を読んだり。

ただ活字を追いながらも、非日常の異空間の中で考えてしまう。
私自身が一度も入院した事ないですからね。
ドラマの世界が目の前ですもん。

リアルに生死をかけた場所にいるんだよなって、病院に来るたびに思う。

私は今、健康で目の前の小さな問題に躓いたり、悩んだり、お酒を飲んで記憶をなくしたり
当たり前に生きている。

「明日死ぬかもしれないから我慢しない」人生だけど、いざ自分の目の前に死が迫ったらどうなんだろうか。

精神力の足りない私はきっとすぐに弱音を吐いてしまうだろう。
こうして書いてる今も「if」だからちっともリアルじゃない。

いつも言う。
コロっと死ねればいい。
だけど、独り身の私が年老いて、病気を抱えてしまったら……

と、考えて思考は止まる。
生きている事が修行だ。
病に伏して修行する位なら、動けるうちにたくさん修行してお役目ゴメンになりたいもんだ。


母の命を考える。
父を癌でなくし、あの時の辛さ悲しさはもうゴメンだって思う。
まだ若い。
身体ボロボロだけど、まだまだ生きてもらわねば困る。
私がきちんと一人前の書道家となった姿を見てもらわなくちゃ。

また週末にでも顔を見てきます!
応援頂いたみなさんありがとうございました。
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