半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『銀河鉄道の父』を観ました。

2024-06-01 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 明治29年。岩手県の花巻で質屋を営む宮沢政次郎に待望の男児・賢治が誕生し、跡取り息子として大事に育てられる。しかし、大正3年、中学を卒業して久々に帰宅した賢治は、質屋は貧乏人から金をむしり取る弱い者いじめだとして、家業を受け継ぐのを拒否。その後も突飛な言動を繰り返して周囲を困惑させる賢治だったが、彼の最大の理解者であった妹のトシが結核で倒れると、一心不乱に物語を書き綴り、病床の彼女に読み聞かせる。
(wowow番組紹介より)(公式サイト)

 もとは門井慶喜さんの長編小説であり、直木賞も受賞されたそうです。
宮沢賢治という名前は当然知ってますし、代表作も幾つか知ってはいます。が、申し訳ないですが、その程度の知識であり、作品を読んだことはないです。(銀河鉄道の夜は、アニメ版は観たかな)
この作品は、その父親が主人公なんですね。公開当時、役所(広司)さんと菅田(将暉)さんの共演ってニュースが話題になりました。
宮沢商會っていう質屋さんの家系だったんですね。政次郎とイチの間に生まれた待望の子供、政次郎の父・喜助の命名で「賢治」と名付けられました。
言い方が極端かも知れませんが、喜助は、昔かたぎの父親ですね。「男子たるもの」という気持ちが強くて、てっぺんで強く生きているという人に見えました。
一方、政次郎は、とっても「まめ」。喜助から、「男がそんな事するもんじゃない」みたいな感じで言われても、子供の世話とか、すすんでやります。
スクスクと育っていく賢治とトシ、この2人(特に賢治)の考え方とかに、常に振り回されてます
喜助の教え・考えを基に生きてきた政次郎、宮沢商會を支えてきた政次郎ではありますが、彼の発言にもあった、「これからの社会」「そこを生きていく子供達」を見てくれているのが物凄く伝わりますね
賢治の進学とか、執筆活動とか、最初は驚き、反対するものの、結局、意志を尊重し、応援してますもんね。
で、宮沢賢治という方が、若くしてお亡くなりになったというのは知ってましたが、晩年は実家に戻って過ごしていたんですね
(そんな点、賢治も親孝行だなぁ・・・と)
賢治がついに・・・って時に、「雨にもまけず、風にもまけず・・・」と大声で賢治に語り掛ける政次郎のシーンは、さすがに来ましたね
銀河鉄道でまた巡り合って・・・ずっといい関係でいいなぁ
ちゅうことで、銀河鉄道でまた巡り合って、ずっといい関係でうらやましい・・・で、70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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