アラサーの雑記

日々の思いや出来事の雑記録

境界線

2018-04-05 04:14:51 | 日記
今月の彼と私の休み。同じ日になったのは3日だけだった。
4月の下旬に休みを合わせたくて、彼にどこかで希望の休みを取って欲しいと思った。

だけどつれない返事。

だんだんLINEでのやり取りがケンカみたいになってきた。そして、短文だとよく意味が伝わってこない。


私はそういう状況にイライラするので、勢いで電話した。


「感情論で話してくるのやめてよ。俺そういうところが嫌い」

落ち着いて、詳しく話を聞いた。
「あんたって奴隷根性だね」
嫌味を言った。少なくとも、仕事に対する考え方はあまりよく思わない。


それから色々と話した。ケンカになるとよくある内容と流れ。

彼には相変わらず、自らの意思表明がない。
「一緒に居て欲しいとか、居たいとか、そう思わないとか、自分の中でないの?」
「そもそもそんな感情が湧かなくなってる」

「だけど、自分にとってあの人は必要ないとか思うなら、何かしら思うことはあるんじゃないの?」
「必要ないとか思ってないからわざわざ休みに時間割いて会ってる」

よくある話の流れ…
だけど、彼の感情のメカニズムが全くわからない。だからつい質問責めにしてしまう。


そして、ふと「甘えると人間弱くなる(から甘えない)」という発言を彼がした。甘えると弱くなって、ダメになるから、と。

「そうかな?甘えることは弱いことでもないし悪いことじゃないと思うけど。それに、あんたは上手に人に甘えてるじゃん」
「それは俺が相手の弱みにつけこんでるんじゃないの?」
「(は、はあ…サイコパスかよ)じゃあさ、私の弱みにもつけこんでるってことになる?」
「あんたはむしろ俺の弱みに触れそうになってる」
「え?私、何かしたっけ?」
「いつそんなことした?」
「大体あんたが吹っ掛けてきたやろう?」
「それって付き合う前のアレ?(初デートの別れ際にキス事件)」
「そう」
「あれで俺の境界線にあんたが踏み込んできたから俺が必死で抵抗してる」
「抵抗してるってんなら、嫌だったんじゃないの?嫌ならそれまででいいじゃん」
「嫌でもなかったからこうして付き合ってる訳で」

(は、はあ…)まあ付き合ったきっかけは正直人に説明しろと言われてもうまくできない。変な流れから生まれた悪ノリの延長なのかもしれない。

「抵抗してるって、いつからいつまでの間?」
「ずっと」
「ってことは、今も?」
「そう」

その答えは想定外。
何もした覚えがない。


抵抗する理由は、思った通り彼の過去のトラウマから。

身近な大切な人、好きな人を好きだと思う程、失った時の喪失感が大きいから。
だから彼の心に、「一緒に居て欲しい」「一緒に居たい」の感情が消えていることはわかった。失う悲しみが頭をよぎるが故に、人を好きになることが怖いのかもしれない。
私は彼のそういうトラウマを少し払拭できたらいいと思った。それは当初から。だけどそれを私ごときができるとは思っていない。
居なくなってからでもいい、私以外の人でもいい、いつか彼が失った感情を持ってくれたらいいと思う。理由は特にない。ただ、その方が人間らしくていい気がしたから。


だけど、私は彼が抵抗する程のことをしている自覚はない。
彼の境界線に踏み込んでしまったことはいけないことだったのか?
抵抗しなくなったら、彼はどうなるんだろう?甘えて甘えて、ひたすらダメになると思っているのか?

「『俺より先に死ぬな』って前言ってたけど、私の方が年上だし、そこは順番通りいかせてもらう」
「それが俺は一番嫌なんだって」

何度も思うが、さだまさしの「関白宣言」か。
『俺より先に死んではいけない』

無理なことを言う。まあ、私も弱った時はその言葉を思い出して要らぬ考えを止めようとしているから、効果がない訳ではない。


だけど。
やっぱりもっともっとママに甘えたかったんだろうな。
もっともっとママと一緒に居たかったんだろうな。
ママが作ったぬいぐるみ、いつもベッドの傍にあるもんね。
ママのこと、大好きだったんだろうな。

だけど、ママより長生きしたくないって言うけど、ママはそんな風に思ってないと思うよ?多分怒られるよ、「まだこっちに来たらダメ」って。それに、パパとお姉ちゃんも悲しむよ。

頑固だから、ママが言ったとしても聞かないのかな…


やっぱり時には疲れるけど、私には甘えていいんだよ。私も頑張るから。

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