6月に入り、5月とは打って変わって『リラ冷え』の続く北海道です。
いつもより暖かいと感じた5月は、やはり観測史上最高の平均気温だったそうです。
しかし6月に入って早々、春先のような寒さが続いており、若葉も6月から「冷やしラーメン」を始めたのですがほとんど注文無し・・・(苦笑)
店もいつもより暇です。
一方、国会も終わり政界はいよいよ参議院選挙モード。
投票日まで残りひと月ですから当然ですね。
私の下にも「遊説隊長」のお声がけを頂きましたが、ご丁重にお断りをさせて頂きました。
今回から3議席となる北海道選挙区は激戦が予想され、自民2、民進2、共産1、の候補者の誰が勝ってもおかしくない状況ですね。
消費税増税の延期は我々商売人には有り難いですが、将来の社会保障を考えると不安が募ります。
誰もが安心して暮らせる老後には、しっかりとした「医療・介護・年金」が欠かせません。
さらには先の国会でも大きな話題となった保育士の問題をはじめとする「子育て支援」も、この少子化時代にあっては必要不可欠です。
あれだけ議論され、解散のきっかけにもなった「社会保障と税の一体改革」はどこかへ置き去られてしまったようです。
政治は何のためにあるのか?
政治は誰のためにあるのか?
18歳以上に選挙権が与えられる初めての選挙が、今一度この意味を問い直す選挙になって欲しいものです。
アメリカでは二大政党の大統領候補が決まったようですが、私は密かに民主党のサンダース候補を応援していました。
金の力がものを言うアメリカで、残念ながら本選挙には届きませんでしたが、クリントン、トランプ両候補よりは魅力的です。
そして現在「62人=36億人」の世界になっていることを皆さんはご存じでしょうか?
「世界の最も豊かな層のたった62人の総資産が、世界の貧しい方50%の36億人が所有する総資産と同じ」
これは「NGOオックスファム」が今年1月に発表したもので、このショッキングな現実をどう受け止めるべきなのか・・・
これほどまで貧富の差が拡大している世界が本当に望ましいのか?
とても疑問です。
もちろん資本主義社会において、頑張った人が頑張った分だけ報われる経済構造は当然ですが、今の状況はそうはなっていない。
頑張らなくても金持ちはもっと金持ちになっていく・・・
「パナマ文書」で話題となったタックスヘイブンが良い例です。
本来は収益が多いほど累進課税で税金を一杯払ってもらって、その税収で社会保障や福祉を充実させて、皆が人間らしく暮らせるように富の偏在を小さくする、というのが政治の目標だと考えます。
今、「田中角栄」元首相がリバイバルブームですが、彼は『日本列島改造論』を打ち出して日本全国に“富の再分配”をしたからこそ人気があった。
しかし今の日本は、都会や一部の大企業、金持ち優遇の社会になってはいないでしょうか?
地方が切り捨てられ、中小企業、弱者が取り残される社会が良いとは思えません。
しっかりと見極める目が、考える力が必要です。
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