ボル中

~ボルダリング中毒~

三峰で荒行。

2012-02-15 22:00:00 | 三峰
 三泊四日の沖縄旅行から中二日・・・

 三峰ボルダーを探しに出発。

 気温が高いとの予報だった。

 有効な高速道路がない為、家から下道で三時間以上かかって到着。
 “100岩場”を参考にして無事駐車したが、河原に降りるポイントが分からなかった。

 下降路だったと思われる場所一帯は工事現場となっていて、関係者以外立ち入り禁止となっている・・・

 結局雨上がりのぬかるんだ崖を、木や岩をつたいながら降りて行った。

 もちろん今日も誰もいない。

 何とか五体満足で降りきると、シルクハット岩が目に入った。

 対岸に。

 再び問題と直面した。

 登りたい岩は対岸にあるようだ。川は深すぎて入れそうもない・・

 今度は飛び石で対岸まで渡れるポイント探しに苦戦した。簡単には川沿いを歩いて行けない。上流や下流に移動する為には、崖を登り返してトラバースする必要があった。ただ凍ってる箇所が多く、細心の注意力を必要とした。



 『皆どうやって行ってんのォォ』と唱えても仕方がないので、崖を登り返してトラバース。背負ったマットを何度か捨てそうになったが、無事に下流へ移動。飛び石で対岸に渡ることが出来た。

 しかしデカい岩がゴロゴロしている。




 何か恐ろしいくらいだった。

 汗だく(緊張の汗)になって、本日メインのシルクハット岩に到着。残念ながらびしょ濡れだった為、草もち岩に移動。この岩は乾いていた。


              草もち岩

 具志頭とは真逆の、つるつるしたスラブ課題である。
 ペタシ・初段?ベロンチョ凹状・1級?に挑戦。岩の角度が緩くなり易しめになったかも、ということでトポのグレードには?が記載されている。
 巨岩をも揺るがす、大自然の力に感謝(笑)しながら登った。

</object>
            ペタシ・初段?

</object>
          ベロンチョ凹状・1級?


 肉体的にあまり負荷のかからない、身体に優しい2課題である。
 具志頭のルーフは最高だったが、スラブもやっぱり楽しい。

 トポがアバウトなので限定があったら辛いとこだが、ついでにとなりの3級×2本も。

</object>
        上級者への登竜門・3級

</object>
        ゼブラスラブ左・3級

 何か得した気分でシルクハット岩へ。池田カンテは濡れすぎで登れそうになかったが、一輪車のラインならいけそうだった。


           シルクハット岩

 スローパーや甘いリップを使って、マントルを返す感じに見えた。得意分野なので早期解決と思われた。

 だが、ひたすら落ち続けた・・・。

 ①足が滑ったり
 ②手が滑ったり
 ③ヒールが外れたり
 ④マントルを返しかけて滑って落下し、顎をリップにかすったり・・・


 完全にハマってしまった。きっと良いムーヴがあるんだろうなぁ、と考えながら20回位は落ちた。何度も使うホールドを修正した。
 保持力が衰えてきた頃になって、何とか完登出来た。

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          一輪車・初段

 パワーより、悪いフットホールドに乗り込む足技の方が大事な課題だという印象。 あと、リーチがある人の方が手数が減り、多少楽になる感じがする。

 池田カンテも乾いてきていたが、もはや精魂尽き果てていた。
 川原から脱出する体力だけを残して、修行を終了。筋肉痛は確実である。

 悪戦苦闘したが、生きて車まで戻れた。

 だがお次は、ノンストップ運転で2時間50分かかることになる帰り道が待っている・・・


 三峰は手強い・・・