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ガンダムSEED DESTINY PHASE-50「最後の力」その3

2005年12月13日 | 種デス
種デスが最終回を迎えて、もう2カ月以上の月日が流れてしまいました。
危うく、前作と同じ轍を踏みそうになってしまいましたが、最終回感想復活です。
遅くなってしまって、もう、本っっ当にすみません・・・!!
そして、何度も足を運んでくださった方は本当にありがとうございました。


というわけで、最終回感想その3です。
以前からお知らせしています通り、ここからはいつものような感想ではなく、テーマを挙げてそれに関してのコラム的な文章をタラタラと書き綴っていきます。
テーマは主に、メインキャラ3人(シン・アスラン・キラ)についてと、種全体について。
あまり作品を誉めたような記述はない・・・というか、批判しかない感想になってしまいそうな予感がします。

えー、そこで、本筋に入る前に、この感想を読んでいただくにあたって、いくつかご理解いただきたいことがあります。
まず、この感想は「私個人の意見」であるということ。
これはあくまで私という一人の視聴者が、自分の視点から出した意見で、言うなればファンの戯言程度のものにすぎません。
私がこれから書く批判が全て正しいわけではありませんし、おそらく、間違ったことや矛盾した発言、皆様の意見とは剃り合わない部分も出てくるでしょう。
ですが、それはそれとして、「そういった考えもあるんだね」くらいに考えていただるとありがたいです。
また、一部のキャラに対して、いろいろと辛辣な意見を述べることもありますが、それは決して私自身がそのキャラクターを嫌いだと思っているわけではなく(むしろ基本的に好きな場合が多いです)、客観的に見て「こうのキャラはこうあるべきだった」という評価を下しているだけに過ぎませんので、誤解のなようお願いいたします。
そして最後は、この作品の内容を解釈していく際、バックグラウンドは一切考慮しないということ。
監督や脚本など、作品の作り手側の諸々の事情(嫁とか遅筆とか)は無視します。
作品(この場合はアニメというテレビ番組)が評価される範囲は、私たち視聴者がテレビで見ることのできる範囲に限らなければならないので、あの土曜日6時から放送された全50話の内容の範囲で作品を見ていこうと思います。


それでは、前フリが長くなってしまいましたが、最終回及び種デス感想いってみましょう~。



テーマ1「アスランが果たした役目・役割とは」

いきなりアスランかよ!!と自分でもつっこみたい衝動に駆られるこのテーマ。
ですが、彼を語らずして、この後のシンやキラについて語ることはできません。
それほどに、アスランの存在は今作の鍵だったと思っています。
なのに。
つい、シンの方へ目を向けられがちですが、密かにそのシンよりも最終回で目立つことの無かった主役級キャラ・アスラン。
第43話の感想で、「シンから見たアスランというキャラ」について語ったことがありますが、ここでは、そこからもう一歩踏み込んだところまで彼を見ていきたいと思います。

まず、アスランが本来、この種デスという作品の中で、果たさなければならなかった役割は何だったのかを考えてみましょう。
続編もの・・・しかも、ちゃんと話が完結していない前作の存在する続編を描くにあたって、一番重要になるのが、前作と今作とをつなげるパイプ役を選び出すこと。
このパイプ役は、前作に登場したキャラクターなら誰でも良いというワケではなく、①前作においてある程度重要なポジションについており、②今作においてもそこそこメインを晴れるほど魅力ある設定を持ち合わせ、③かつ、前作から今作への流れを汲むことのできるキャラに限られています。
種デスにおいて、このパイプ役を務めたのがアスランでした。
①に関しては、アスランは前作でもキラと対になる準主人公でしたし(そのわりには影が薄いときもありましたが)、②に関しても、「パトリック・ザラの息子」「元ザフトのエース」「ヤキン・ドゥーエの戦いに参戦した戦士」「カガリの相手役」等々十分すぎる設定を持っているので問題ありません。
そして一番重要な③に関しても、アスランが最も適任であったと言えるでしょう。
前作解決しきれなかった問題や出せなかった答え・・・それらを多く背負っている立場に居たのがアスランであり、またカガリであったと考えられます。(現に彼らは今作において、未解決の問題に直面し、苦悩を強いられていました。)

さて。
見事パイプ役の要件を満たしたアスランですが、そんな彼が果たすべき役目とは何だったのでしょうか。
これは先にも述べました通り、43話の感想で書いた、「シンへの問題提起」が答えに当たると思われます。
パイプ役のアスランが、「そこそこのメインキャラ」どころか準主人公(むしろ初期は主人公)の大役まで仰せつかることになった理由は、シン・アスカという種デスの主人公にとって必要不可欠な存在だったからではないでしょうか。
シンに出会う。
シンと争う。
シンと衝突する。
シンを理解する。
シンに問いかける。
そして・・・シンを変える。
アスランが何かを働きかけることで、シンが確実に成長していく。
なんと重要な役目でしょう。

ところが。
5つ目の「シンに問いかける」という役目までは、アスランはなんとか果たしているように思えますが、一番重要な最後・・・「シンを変える」ということを成し遂げていたとは・・・・・・言えませんね。残念ながら。
あれだけシンと時間を共にしておきながら、結局最後まで、アスランの思いはシンに届かなかった。
シンが踏み外してしまった道を、元に戻してやることができなかった。
いえ、ちゃんと届いてて、最後は一応、道を修正してあげることができたのかもしれませんが、本当にそれは「かも」といった程度。
アスランの働きかけによりシンが変わり、そして何らかの結果を残すことができたとは到底言えません。
これは、シンが主人公になりきれなかった原因の一端としても考えることができます(もちろん、アスラン以外にも色々な原因がありますが)
アスランはシンとの関係上、アスランというキャラクターの役割の一つを果たすことができなかったのです。

では、アスランはどうすれば良かったのか。
どのようにシンにアクションを起こせば良かったのか。
私は、「シンをキラと引き合わせるべきだった」と考えます。
後述しますが、シンとキラは、会って、お互いのことを知る必要があったと思います。
これは本当に、パイプ役のアスランにしかできなかったことでしょう。
ところが、アスランがキラに関してシンに為したことは、むしろ、キラの評価を下げているだけではなかったでしょうか。
シンはキラのことを何も知らない。何もわかっていない。
当然です。お互いを認識した上でちゃんと会話をしたことがないのですから。(オーブでの会話はカウントしません)
それなのに、アスランはシンに「あいつはそんな奴じゃない(お前が思っているような奴じゃない)」と、「キラ」という存在を押し付けようとしました。
キラを理由に、シンを否定しようとしました。
それではダメだったのでしょう。
アスランがなすべきだったのは、単に「キラキラキラキラ」と言うだけではなく、シンにキラをわかってもらうよう努力すること。
それには、シンとキラを引き合わせることが必要だったのではないかと思います。

では何故、アスランがパイプ役としての役割を半ば放棄する形になってしまったのはを考えてみたところ・・・やっぱり、「シンのことを考えてる場合じゃない=自分のことでいっぱいいっぱいだった」・・・これに尽きると思います。
要は、「パイプ約のアスラン」ではなく「『アスラン・ザラ』としてのアスラン」が全面に出すぎていたということ。
信じるべきものや正しいと思うものを見失い、やっと真実が見えたところに脱走騒ぎでシンたちの追撃、そして大怪我・・・これだけのゴタゴタがあったことを考えれば、確かにパイプ役云々に構っている余裕はなかったのかもしれません。
けれど、そこはやはり、前作から通してこの戦争に関わってきたものとして、早い立ち直りを見せてほしかったと思います。
でなければ、本当に、何のためにザフトに行き、そしてアークエンジェル(オーブ)に戻ったのか・・・。
自分のことでいっぱいいっぱいだったなら、それはそれとして、悶々とした末、ちゃんと答えを導き出すことができたのならまだ救いはあったのかもしれませんが、結局そこもラクス様のお言葉でうやむやにされてしまった感がありますし・・・パイプ役としても、一キャラクターとしても、中途半端だったと言わざるを得ません。

果たすべき役割が果たせていないキャラクターだったなと、心の底から思います。

・・・それとも、これも一種の、運命の中で強制された「役割」に対するアスランなりの反抗だったのでしょうか。




●・・・と、予想以上に長くなってしまったので、テーマ1しか仕上がってませんがここで一端きりたいと思います。
次は、シンについて。(長くなりすぎなければキラについても)

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