ほのかなる月明かりの夜に

~人生激情 外伝~
気儘に更新

綾子訓

2010-01-31 00:00:00 | 
「信じよ」

行き着くところ、基準は自分でしかない
信じなければ、この世界は成立しない

月のお話 ~四~

2010-01-30 00:00:00 | 月のお話
30日の月には、赤い星が一晩中寄り添ってくれます

その星は、地球の外側の軌道を公転している太陽から4番目の惑星
「火星」です

火星が赤く見えるのは、地表に酸化鉄(赤さび)が大量に含まれているからなんだそうです

火星はほぼ2年毎に地球に接近するんですが、直近で火星が地球に最も接近したのは2日前の1月28日でした
今回のように火星を観測する事ができる次の機会は、2014年との事です

というのも、火星の軌道は長めの楕円形をしているので最接近時の火星と地球との距離は毎回異なり、次回の2012年は今回よりもやや遠くなってしまうそうです
(28日の最接近時の距離は9800万km圏内でしたが、2003年8月、火星はこの6万年間で最も地球に接近し、地球から僅か5576万kmの距離を通過しました)


1月29日、火星は「衝(しょう)」の位置にありました
「衝」とは、「外惑星または月の黄経(こうけい)と太陽の黄経との差が180度に等しくなる状態。すなわち、外惑星または月が地球を挟んで太陽の正反対にくる状態」を言います

1月30日は月が「衝」の位置に入ります
つまり、満月です

1月29日・30日は、太陽系を上から見ると「太陽と地球と月と火星」がほぼ直線上に並ぶ事になります
(「・・・へぇ」って言うところですよ!(笑))


火星の直径は地球の半分程で、表面の重力の強さは地球の37%しかありません
表面積は地球の約1/4ですが、火星には海がありませんので、その表面積は地球の陸地の面積とほぼ等しくなります
質量は地球の約1/10です

では、月はどうでしょう
月の直径は地球の約1/4で、表面の重力の強さは地球の17%もありません
表面積は地球の表面積の7.4%に相当し、アフリカ大陸とオーストラリア大陸を合わせた面積よりも僅かに小さく、質量に至(いた)っては約1/80しかありません

しかし、月は地球サイズの惑星を廻(めぐ)る衛星としては、非常に大きな天体です
木星の衛星の中には月よりも大きな衛星がありますが、木星に比べるととても小さい天体です
惑星に対する衛星の比率では、月は太陽系で最も大きい衛星なのです


月の大きさ、イメージする事できました?
「月の質量は地球の約1/80」って言われても、あんまりピン!ときませんよね
「月80個分が地球1個分になります」と言う方が、分かりやすいですか?

地球と火星と月とを比べて、なんとなく感覚的にイメージする事はできたのですが・・・

今回、態(わざ)と具体的な数字を書きませんでした
だって「5576万km」って分かります?
想像できます?
(この数字は書いてありますので、見付けて下さい(笑))
だからと言って、その数字を書かない「コト」は正しいのか?正しくないのか?

具体的な数字を知りたい方は、『ウィキペディア(Wikipedia)』を覗いてみて下さい
それぞれの天体について、専門書よりも分かりやすく、そしてここよりも詳しく書いてあります

「説明する」という事は、簡単な事ではありません
でも、「伝えたい」という思いがあれば、相手を思い、言葉を選び、試行錯誤を繰り返し、説明する事はできるはずです


物事を比較する方法が一番理解しやすいのかなぁ

比較する事が間違っているとは思わないけど、「そればっかりだと、なんだかちょっと寂しいなぁ」って思っちゃって
せめて、間違った「モノサシ」を持たないように、心掛けようと思います


本当は1から10まで分かりやすく説明して欲しいんですけどね
顔みたいなモノの「真ん中」が飛んでいく辺りとか・・・全然、分からん
てか、4コマ目(「結」)が分からん ブツブツ


「わからないほうがBEAUTIFUL」なんでしょう、きっと( ̄・・ ̄ )フーン ←あっ、投げた


さて問題です

体重計に乗ったら「私、めちゃくちゃ軽いやん!!」と笑ってしまう位の数値が表示されるのは、月と火星、どっちでしょう?





答えは書きません(だって、簡単だもん)

月のお話 ~四~ 了

月のお話 ~参~

2010-01-01 00:00:00 | 月のお話
明けましておめでとうございます

大晦日から元旦までの間、夜空に浮かぶのは、今年は満月でございます
なんだか幸先が良いような気がするのは、私だけでしょうか?

さらに今年は!
1月1日の3時51分から部分月食が観れます
最大食は4時22分

といいましても、この月食、最大食で月の全体の約8%程しか欠けない小さなものなのですが

月食は、地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかる事によって月が欠けて見える現象です
日食と同じく、太陽、地球、月を同時に感じる事ができる現象でもあります
(太陽と月の仲に地球が焼餅を焼いて茶々を入れているような気がしないでもないのが面白い(笑))


さて、月には昔から様々な呼び名があります
「十五夜」、「十六夜(いざよい)」、「立待ち」(旧暦17日の月)、「居待ち」(旧暦18日の月)、「寝待ち」(旧暦19日の月)、「更待ち(ふけまち)」(旧暦20日の月)、「有明の月」などなど

私がテキストにしている本には、十五夜以降の月に呼び名が多いのは「日が暮れて真っ暗になってから月の出てくることを心待ちにしていたからです。月明かりがあれば、旅路を急ぐことも恋人のもとへ通うこともできたのですから。」とあります

古き時代、人が月明かりを頼りにしていた事は想像に難(かた)くありません
「通い婚」なる文化もありましたから、月明かりは愛(いと)しい恋しい人を自分の元へ誘(いざな)ってくれる明かりでもあった訳です

旧暦では「十五夜」に満月となる事が多く、満月以降は日が沈んでからの月の出となります
月の出は日を追う毎に遅くなります
ですから、「立待ち」、「居待ち」、「寝待ち」、「更待ち」したんでしょうね、月の出を

空に浮かぶ月を仰ぎ見て、人は何を思うのでしょう
今も昔も「恋愛」は、文化の大きな源なんですね

今年は元日から満月が照らしてくれます


お正月から(・∀・)ニヤニヤ ←おぃおぃ
そういえば・・・
や、やめとこ(´゜艸゜)∴ケホケホ


月の光も日の光も、分け隔てなく照らしてくれます

今年も皆様に幸多からん事を





今年から、満月更新でぇ~す(約15日更新・・・無理!ノ∀`)テヘ)

月のお話 ~参~ 了