ブロブロガー@くつログ

Proと呼ばれたい...そして日々悪戦苦闘する
Brofessional な職業人の安息の日誌

◇米金融史上最大の作戦成功。。。市場原理主義の敗北か?

2008-09-09 | リーマンショック
> アメリカの株式市場が急伸してますよ!
> 8日のダウ終値は1万1510ドルで290ドル近く上昇との事です。


ええ,米住宅金融2社への公的資金注入を好感した様子ですね。
日本市場をはじめ,アジアの主要株式市場でも大幅に上昇してます。


> 財政出動の効果的中ですね!すごいです。


今回米政府が救済を決めた,連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と,連邦住宅貸付抵
当公社(フレディマック)が発行している債券は,世界中の金融機関が保持しているそう
ですから,言わば国際金融不安の癌細胞だった訳です。
この債券の信用が保証されれば,世界的に拡がった金融不安を払拭する第一歩にな
るはずです。


> 第一歩?...完全に払拭はされないのですか?


既に信用不安は広範囲に波及していますからね...
でも,これで癌細胞が良性化すれば,先行きも見えて来ますよ,きっと。

> これほど効果的な手段なら,なぜもっと早く実施しないのですかね?
> サブプライム問題は既に1年越しの問題ですよね?

ご承知のとおり,アメリカは市場原理主義者の本拠地の様な,お国柄ですから,これま
で米政府当局が難色を示していました。
それに,公的資金の注入策などは軽々しく決定してはいけません,外科手術の様なも
ので,後遺症もあるので患者の同意書も欲しい訳です。


> 外国為替市場ではドル高に転じていますし,原油相場は一時4月以来の安値を付
> けています。。。
> 資金の流れが変わった様に見えますが,これでアメリカの景気は回復に向かうでしょう
> か?

景気が回復するまでには,投資拡大,雇用拡大,消費拡大,輸入拡大と経済活動の
好循環を待たなければいけませんから,まだ即断はできませんが,少なくとも住宅価格の
下落が止まれば,ある程度先も見えてくるのではないでしょうか。。。

> う~ん...まだまだ時間は掛かりそうですね...
> アメリカの景気回復までには...


でも,これで国際的な資金の流れが好転すれば,各国とも後は国内景気対策に専念
できる訳ですから,経済問題はよほどシンプルなものになって,対処しやすくなりますよ。。

> 結局,今回,日本が90年代に経験してきた処方の有効性を確認した結果になると
> 思うのですが...何が大切だと思います?今の日本で...


日本の政策担当者に「市場は万能ではない」事を,再度思い出して欲しいです。
前回総選挙では自民党が圧勝しましたが,あの票は「郵政民営化の支持票」なので
あって,「小泉構造改革への白紙委任票」ではありません!
ここの処を誤解している人が結構いるので,「市場原理主義のカルト教団」が跋扈して,
「財政出動=バラマキ」と誇張されすぎた図式で非難の声を挙げる!
これに「少しまともな財政再建重視派」も合流して渾然一体化すると,「何が何だか良く
分からない」まま,政策運営が行われてしまう危険性があります。。。
まともな経済学者達は,日本国内で意見を述べ難くなっている気がするのですよ。
この状況を打破したい!。。。日本の不景気がこれ以上悪化する前にね。。。


> 自民党総裁選で麻生さんが敗れたらどうします??

う~ん...その場合には,解散総選挙で小沢民主党に投じる手もあるかな??
でも,民主党単独政権では確実に「財政破綻」のリスクが増す気もする
し...?

> では「太郎さん」と「一郎さん」のジャパン・オールスターズの登場とか!?

。。。ますます,訳が分からん!。。。



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