YCC Temporary 大巻伸嗣

会期ギリギリで駆け込みました。大巻伸嗣さんの個展。
YCCヨコハマ創造都市センターで今日まで。



１階のカフェスペースにも何点か作品がありますが、今回の目玉は３階に展示されている大型のインスタレーション。
「開港」「関東大震災」「第二次世界大戦」を経て変わりゆく横浜の街を表現した作品だそうです。

靴を脱いで部屋の中に入ると、静かな白い空間が。
よく見ると白い粉のようなもので横浜の街が描かれています。
（どうやら白い粉は水晶の粉らしいです。）



そのまま音一つない空間でじっとしていると、光がだんだんと移り変わっていき・・・。





様々な表情を見せてくれます。
壁面には真っ赤な光を放つ窓があり、よく見るとその窓にも横浜の歴史が刻まれています。
１周１５分のただただ静かな光の動き。
でも、その光の動きの中で確かに感じるものがあって。
うまく表現できませんが、すごい空間でした。

会期中に何とか観られてよかったです。

ちなみにこの作品を観ていたら横浜の歴史が気になってしまって、横浜開港記念館で行われている企画展「横浜・地図にない場所」も合わせて見学してきました。
漁港、塩田があった寒村からの開港、震災、空襲・・・。
けっこうすごい場所ですよね。横浜って。
歴史を知ると街歩きがますます楽しくなります。