西島雄志「瑞祥 時の連なり」（ポーラミュージアムアネックス）

本日の目的地に到着です。
銀座のポーラミュージアムアネックス。
こちらで彫刻家の西島雄志さんの個展が開催中なのです。

中之条ビエンナーレでお馴染みの西島さん。
旧廣盛酒造や五反田学校で展示されていたあの作品にまた会えるなんて・・・。


《shin-shi #3》

入り口では八咫烏さんが迎えてくれます。


《神使 shih-shi ー空ー》

展示室は三つの空間で構成されていて、はじめに表れるのがこの八咫烏たち。
「拝啓、うつり住みまして」展で旧廣盛酒造の2階にいた子たちです。
照明が明るくなったり暗くなったりして、その度に作品の表情が変わるのでなかなか動けません。
自ら行く場所を決めて飛んでいる八咫烏。
意志を感じる作品です。


《瑞祥 zui-shou》

圧巻だったのが二つ目の空間。
あの鳳凰に向き合って、新作の龍。
龍と認識できる最低限のパーツしかないのですが、ずっと観ているうちに頭の中で自然と龍の形に補完されていきます。
この気配を感じるギリギリのライン。
たまりませんね。





そして作品を形づくる銅線の一つ一つの美しいこと・・・。


《真神 makami》

三つ目の空間にいたのはニホンオオカミの真神。
旧廣盛酒造から凜とした空気まで持ってきたかのよう。
また会えて嬉しいです。

ただひたすらに美しくて、それだけで心が満たされる空間。
素晴らしかったです。
会期は6月4日までです。