智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

プチコラム⑪ おススメ 「季節のアルバム」作り

2009-05-26 13:57:19 | 受験・教育全般
春は「田んぼ」

20~30枚、いやもっとあるだろうか…
一面の田んぼ、田んぼ、田んぼ…
そこは、シロツメクサやレンゲ草のじゅうたんが敷かれた運動場。

競技種目
四つ葉のクローバー探し
1番最初に見つけた子が勝ち
鬼ごっこ
逃げられる田んぼの範囲を予め決めておく
かくれんぼ
ほんの数十センチの背丈のレンゲでも、その上に「大の字」に寝転がると遠くからは見つからない
シロツメクサの大縄跳び
シロツメクサを何本も束ねて作った大縄
これが意外に強く、なかなか切れないスグレモノ
対抗リレー
やっぱ、トリは「リレー」でしょ

モンシロチョウ、アゲハチョウ、シジミチョウ、ミツバチ、テントウムシ…etc
応援席にはたくさんの虫たち

夏は「川」

夏は水路全開のため、透明な水を満々とたたえ流れる川。
そこは、「根性」と「勇気」と「体力」試しの天然プール。

競技種目
高飛び込み
川上に投げた浮き袋が橋のたもとに来た瞬間、その穴めがけてジャンプ
穴を外したり、怖気づいて飛べなかったらアウト
渡し舟
一方の川岸から対岸へ、ひたすら「直線」で泳いで横断する
あくまで「直線」でなければならない
流れに負けて「曲線」になったらアウト
宝探し
川底に投げた「宝」を潜水して取ってくる
「宝」と言っても、それは水晶とか黒曜石の「カケラ」

秋は「山」

そこは梨の果樹園
色づき始めた山々にはおいしいものがどっさり
そこは、「冒険」や「スリル&サスペンス」のアスレチック場

競技種目
栗拾い
最も多く集めた者の勝ち
「落ちた」栗ではなく、「落ちそうな」栗を取るのもあり
ただし、木を蹴った時にポタポタと落ちてくる栗のイガは危険なので注意
(←これはカエデ)ギンナン拾い
これも、最も多く集めた者の勝ち
「落ちた」ギンナンではなく、「落ちそうな」ギンナンを取るのもあり
ただし、木を蹴った時にポタポタと落ちてくるギンナンの実は、つぶれて体に当たると強烈な匂いが取れないので注意
また、つぶれた実の上を歩くと滑ってこけるので注意
ターザン綱渡り
枯れ枝や蔦で木から木に飛び移る
落ちたらなぜかワニに食べられてアウト
勝手に梨狩り
家の人に見つかったらアウト
見つかったらつかまらないように即ダッシュ
その「スリル」と「サスペンス」がたまらない~~~

冬は「雪山」

裏山にある果樹園のスロープは恰好のゲレンデ。
そこは、「技」と「スピード」のスキー場。

競技種目
肥料袋ボブスレー
肥料袋にすっぽり体を入れてスロープの頂上から一気に滑り降りる
途中のスラロームではうまく体をコントロールしないと曲がりきれず立ち木に激突するので注意
1番早くゴールした者の勝ち
(団体種目)かまくら作り
皆で協力してまずは雪を踏み固める
そこに外階段と、「滑り台」を作り、ひとしきり遊んだ後に中を掘っていく
けっこうイイ汗をかく
完成後は皆で仲良くおままごと
ただし、家からみかんや干し柿などの食べ物を調達して来ない子は入室禁止


以上
ふぅ~~~
本が1冊書けそう~~~
こんな少年期送ってた私。
「季節」なんてホント、はひふ「○」みたいなもんです。
(あっ、すいませんお下品でした

…ということで、今回は「季節」
小学校受験では、「常識」の範疇に入る「季節」
イマドキの若者は(年寄りのセリフ)本当にびっくりするほど「季節感」というものがない
季節の行事は幼稚園や保育園でもやってくれるので何とかなっても、野菜や果物の「旬」、草花などに到っては「???」

りんごの季節はいつかな~
「なつ~~~
「……オー、マイ、ガー

確かに「促成栽培」「抑制栽培」「高原野菜」「ハウスもの」「輸入もの」…
従来は季節限定だった品が、今ではほぼ年中手に入るようになってます。
もっと言うと、ネットで取り寄せれば世界中の食べ物が手に入る時代ですものね~
便利にはなったけど、何だか風情が無くて淋しい気がします
夏の暑ーい日、すいかやキュウリやトマトなんかを井戸水でキンキンに冷やしてかぶりついた時の、あの何とも言えない幸福感を、今の子どもたちにも味わわせてあげたいものです。

でも、考えてください。
私ほどじゃなくても、「季節」を体感するチャンスは日常の中にいくらでもありはしませんか
道端のたんぽぽ、アスファルトの隙間から伸びるド根性ひまわり、色づくケヤキの木、垣根のツバキ…
子どもたちが特に苦手な草花だって、ちょっと気をつけて見ればこんなに
わざわざ遠くまで出かけなくても、近くの公園や小川や土手にだって「季節」はちゃんとあります。
普段あまりにも意識していないだけ。

「季節」を見つけたら、子どもを必ず入れて「写真」を撮ることをおススメします
いわゆる「ブツ撮り」と言うように、花などの「物」だけ撮っても意味がありません。
季節の「物」と「子ども」を一緒に撮るのです。
そうすると印象に残り易く、後で見たときでも子どもの記憶を呼び起こしやすくするからです。

そして、「季節のアルバム」を作るとイイですよ。
「春のアルバム」
「夏のアルバム」
「秋のアルバム」
「冬のアルバム」

今まで撮っていた写真も、ほこりかぶったアルバムの「こやし」にしたってしょうがない
なるべく子どもが写っている「季節」の写真をピックアップして、そのアルバムに貼っちゃいましょう。
そして、「この時は菜の花の黄色と桜のピンクが一面に広がってとってもきれいだったね~」…などとその時の思い出を子どもと一緒に話しましょう。
苦手な「季節」が大スキになるかも…


今日のコラムは、めっちゃ、長くなってしまいました

2月末にドドドーっと吐き出すように書いたプチコラム。
本当はシリーズものにして月イチペースで書けたらいいんですけどね…
次回はいつになることやら…
気長にお待ちください



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