外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

小田義人さん

2010-07-01 18:01:52 | 大学野球
サッカーでも、野球でも、プロのスポーツ選手には、近寄りがたい雰囲気を漂わせる人が少なくありません。
体格がゴツくて、常に周囲に鋭い視線を送っている選手に対しては、例えファンであったとしても、身構えてしまいます。

そんな中にあって、『厳しいプロを長年生き抜いてきた方なのに、どうしてこんなに柔らかい物腰なんだろう』と感じる人もいます。
ヤクルト・スワローズの小田義人さんは、まさにそういう方です。

小田さんは、静岡高校3年生の時に阪急からドラフト指名を受けるも入団を拒否して、1966年に早大に入学されました。

谷澤、荒川、阿野、千藤らと共に、早大野球部史に残る強力打線を形成して、ベストナインを取る活躍をされた後に大昭和製紙を経てプロ入り(スワローズ)。
その後、日本ハムに移籍して、パリーグで首位打者争いをするような一流打者として活躍され、現役引退後はスカウトとして現在まで活躍されています。

数えてみれば、厳しい生存競争のプロ野球の世界に、38年間もいらっしゃるのですから、物凄いことだと思います。

2004年の2月、東伏見のグランド状態が悪いために、野村徹監督・田中浩康主将が率いる早大野球部が鴨川でミニキャンプを行なった時があります。
須田幸太くん、田中幸長くんらが新人の年です。

それまでも、東伏見によくお見えになっっていた小田さんですが、鴨川で私は初めてじっくりお話しする機会を得て、ネット裏の記者席で丸一日、野球談義に花を咲かせました。

そこで小田さんの温和な人柄に触れて、私は一発で大ファンになってしまいました。

こういう紳士がヤクルト球団の窓口で頑張っていてくださっているからこそ、多くの六大学の選手達がプロ野球に挑戦するチャンスを得ることができているわけです。
本当にありがたいことです。

冒頭の写真は、静岡高校時代の小田さん。
人懐っこい笑顔は、今も変わりません。

静岡高校野球部のHPにも小田さんが紹介されていたので、ぜひご覧になってみてください。
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2 Comments

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都市対抗野球 (早稲田スポーツファン)
2010-07-02 05:39:53
野村さんが大昭和製紙の監督時代に都市対抗で優勝しています
その時のメンバーには長倉、小田、安田と早稲田OBがいました
山静地区予選の決勝リーグで敗戦し
他有力チームが優勝すると思いチームは解散(打ち上げ)した
ところがその有力チームの思いもよらぬ敗戦で大昭和製紙が生き返り決定戦を行う事となった
チームは解散しているため野村監督は選手を集めるのに奔走した
安田投手は千葉にいてタクシーで駆けつけたとか
決定戦に勝利し都市対抗に出場、決勝では再試合を制して見事優勝した

第1回ドラフト会議 (mytochigiotoko)
2010-07-02 11:27:56
画期的できごとが始まりました。高三の
小田・谷沢といった選手もドラフトされましたが早稲田に進学してくれました。同一学年では史上最も多くの有名選手がでましたが、鈴木・堀内・平松・森安など、そのなかで私も平松のようなやさしい雰囲気の方が好きです。
先日は神宮で木樽さんを見かけましたが、彼は昔から俳優でも大丈夫といわれていましたが、今でもハンサムです。そして丁寧な言葉使いで
素晴らしい方でした。早稲田か慶応の
進学希望だったので神宮で投げる姿を観たかったです。

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