米海軍のF/A-18E/F Super Hornetからの
ストームブレイカーの投下テストが成功しました
今回はこの次世代の精密誘導爆弾について見ていきます
これは一見すると対地攻撃用のミサイルに見えますが
ちょっと違っていて空中発射式のprecisionguided glide bomb
/精密誘導滑空爆弾です
滑空タイプですので展開する翼によって揚力は得ていますが
ロケットモータのような推進器はついていないので
推力は発生しません
ドイツがWW2末期に開発したFritzXの最新の子孫といえます
もとは Small Diameter Bomb/小直径爆弾 IIとして
開発されてきたものですが開発にはかなりの時間が
かけられています
まず2006年に計画がスタートして2012年には
ホワイトサンズ・ミサイル実験場での飛行試験中に、
移動標的との交戦・命中に成功した。F-15Eから
そして2018年に本格的な運用テストに入り
9割の命中を達成しました
特徴
多彩なシーカー
この滑空爆弾はメインシーカーがGPS/INS
それに加えてミリ波レーダー、非冷却画像シーカーを
用いたIR誘導 更にセミアクティブレーザー誘導の
3つのモードが使用できます
多くの攻撃目標に対応可
成型炸薬の弾頭は、歩兵やAFV 建物、
さらに巡視ボートなどを目標にできます
既に多くの発注
このストームブレイカーは米国や豪州などから
既に多くの発注を受けていて最終的には
17000発以上になる予定です
F-35にもAMRAAM空対空ミサイル2発と共に
8発のSDBIIが搭載可能なので今後は
日本にも導入がなされる可能性があります
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