goo

イギリスに感じる奥深さ

MOUNTAIN EQUIPMENTのセールスミーティングが行われた。

場所はマンチェスターの中でも産業革命時代の面影を残すキャッスルフィールド地区の古い倉庫を再利用したカフェ。

Img_0555

ここに集まった各国の代理店に来年の新しいコレクションが披露された。

Img_0558

ここでは詳しくお伝えできないが、ブランド50年の歴史の中でイギリス人クライマーたちにおける数々の偉業をサポートしてきたブランドらしい、アルパインクライミングにフォーカスしたスリーピングバッグ・ウェア・ギアを精力的に展開している。

3日間というミーティングも気が付けばあっという間に終わり、あとは合計14時間のフライトで日本に帰るだけだ。

空港の雑貨屋で毎回イギリスのアウトドア雑誌を買って帰るのだが、今回のTRAIL誌の「GEAR HALL OF FAME」という特集が面白い。アウトドアギアのクラシックを紹介しながらそれがどのように進化し今後どうなってゆくのかという特集だ。

Img_0573

当然のことながらMOUNTAIN EQUIPMENTのアイテムもいくつか紹介されている。

Img_0575_2

MOUNTAIN EQUIPMENTは、GORE-TEXをアウトドアウェアに取り入れたパイオニアであると紹介されている。

Img_0576

MOUNTAIN EQUIPMENTは1980年代にダウンスリーピングバッグの市場を席巻したが、1981年に濡れてもロフトを失わず保温性を維持できる化繊中綿のスリーピングバッグを発表した先駆者的な存在であると紹介されている。

MOUNTAIN EQUIPMENT以外にもイギリスのアウトドア市場には歴史のあるブランドや革新的なブランドが混在していて面白い。

Img_0562

会議の席で水やジュースがビンに入って用意されていたり、決して明るすぎない夜の照明など、日本の常識と比べるとちょっと不便に感じ出てしまう反面、奥深さと豊かさを感じることも多く、そんなちょっとしたことにイギリスのアウトドアブランドの個性も重なって見えることがある。

毎回短い時間の滞在ではあるが、それを繰り返しているうちに感じるイギリスの奥深さを、14時間のフライトでリセットせずに大切に日本に持って帰りたいと思う。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前ページ 次ページ »